夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<吉野の山は。>

2007-10-07 | つれづれ

おいしかった。

違います。(いや、あってますが)
楽しかった です。


奈良は吉野山にある 金峯山寺・蔵王堂ご本尊が5日間だけ公開される
ということで、行ってきました
電車とロープウェイを乗り継いで辿り着くと、ちょうど護摩をやっているのに間に合いました。


今回のご開扉は「役行者霊蹟36寺社出開帳」にあわせて行われ、山岳修験道の開祖とされる役行者ゆかりの寺社から尊像が集まり、参拝できるようにもなっていました。
それぞれの役行者像が見ることが出来て、興味深かったです
また、役行者霊蹟札所専用の御朱印帳があったのですが、今日1日で36ヶ所分も頂くのは味気ないと思い吉野山の8寺社+αだけ頂いてきました。
それぞれの寺社によって雰囲気が違い、とてもおおらかな御住職もいらっしゃると思えば、厳しそうな方もいたり
あるお寺のところでは、御朱印を書いて下さった後でドライヤーで乾かしてくださいました。
でもそのドライヤーの風力が弱く、「ひふょおぉぉ~」と脱力系の(笑)音を立てていたので、
“あ~、なるほど強モードでやると墨が流れてしまうから、わざと弱いのにしてくれてるんだ~
と納得していたら、女性のお坊さまが
「ごめんね~、ちょっと待っててね。これ借り物で性能良くないのよ~。ほら、うちら髪乾かす必要ないでしょ~?だから、ちゃんとしたのを持ってないのよ。あははは~。」と。
・・・笑いを必死でこらえてきました(笑)


蔵王堂のご本尊はとても大きくて、日本最大の秘仏だそうです。
色鮮やかな3体のご本尊は怖い顔をしていますが、それぞれが釈迦如来・弥勒菩薩・千手観音菩薩の変身したお姿で、過去・現在・未来を守ってくださるということです。
「権現」という言葉は、変身して現れる、という意味だと、初めて知りました


年末までは「吉野山寺宝めぐり」というのを別にやっているため、普段は見ることの出来ない仏像などを拝観しに次のお寺へ
東南院、大日寺へ行った後、「西澤屋」でお昼ご飯~
私は自然薯のとろろ掛けご飯&静鍋がついてくる「静御前」を注文
お店はお客さんがいっぱい入っていたので、かなり待ちましたがまぁ、旅の思い出ということで
お魚の甘露煮ならぬ番茶煮(とってもやわらかくて、魚が苦手な私でもぺろっと食べちゃいました)や、桜が入った葛餅のデザートもついていておいしかった~
お腹もいっぱいになったところで、出発~
喜蔵院、桜本坊、竹林院でお庭を見学したり。
そろそろ時間がなくなってしまい、小雨も降ってきたため本当は吉水神社や如意輪寺などなど行きたいところがあったのだけど、最後に弘願寺で歯の健康をお願いして、お土産を買って帰ることにしました。

名物の柿の葉寿司に加え、草餅や桜のお酒、「吉野久助堂」の葛菓子(落雁のような干菓子)、ヤマメの塩焼きなどを買い込み、さらにアツアツの桜焼餅をほおばり、右手に揚げたてコロッケ 左手に桜ソフトをかぶりつきながら帰路につきました(笑)
・・・間違いなく、花より団子・・・
あ、山栗も食べたわ


帰りはロープウェイを使わずに、山道を歩いて降りました。
・・・途中で、はるか目下に小さく覗く駅を目にして ちょっと後悔・・・(笑)

でも、普段見ることのない「ほととぎす」って花や、燃えるような彼岸花が綺麗でした。
木々の間から見上げると、空が青くあおく広がっていて。
久しぶりのハイキングは足にきたけれど、楽しかった~(おいしかった?笑)


次の休みはどこ行こう
勉強は?という突っ込みはちょっと置いといて
芸術の秋 食欲の秋 デス


秋雨

2007-10-07 | あ行

気付かぬ顔で   雨はやさしく降り続く
今 君が 密やかに 深く溜息をついた
透明な空気を震わせ
さざなみの様に広がり
僕の発せられる瞬間の言葉は 静かに崩れ去る
雨が守り続ける漆黒の帳が
このままどうか 君を暖め続けますように
この夜に

泣かないで
泣かないで