夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<天通ず、一心不乱に降り注ぐ雪、僕ひとすじに ~福岡旅行 1日目 その2~。>

2018-02-11 | Travel

もう一つ行きたかった所へ、バスを乗り継いで向かいます。
バス・・・難しい・・・(笑)

殿と長政を祀っている神社、光雲神社へ向かいました。
麓に立帰天満宮がありました。
 戦時中には出征兵士が無事に帰還するよう、多くの人々がお参りしたそうです。
静かな境内には、スイセンが満開でした。  

 そして、階段を上がって光雲神社へ。
殿の戒名:龍光院殿と、長政の戒名:興雲院殿から一文字ずつ取って、神社の名前が付いたそうです。
綺麗だよね~
 本殿の天井には鶴の装飾が施されています。  お賽銭を入れると、鶴の鳴き声が
知らなかったら、結構ビックリすると思う(笑)

  こちらの狛犬は、外側を向いています。
本殿から真正面を、横の180度側をこの狛犬達が、合わせて福岡の街を見守っているそうです。
 そして、殿と長政をお守りするために、太兵衛が本殿を向いています。
失礼にならないようにちょっと左側を向いているそう。 槍にもカバーがついてました。

 長政の大水牛の兜のブロンズ像とかも。
長政が川を渡って攻め入ろうとして、途中馬が足を滑らせて落馬しかけるも、この兜が木に引っかかって助かったらしい(笑)
・・・長政らしいなぁ

ここで、奇跡の出逢いが(笑)
さて、行こうかな、と、本殿を後にして階段へ向かってたら、次に参拝に来た人と一緒に歩いてた ニャンコが、まるで旧知の友人を見つけたかのように、「やっほー!久しぶり!」ってくらいのテンションで私に駆け寄ってきたから、「えっ?えっ?!」ってなった(笑)
 わーい!って感じに本当に私めがけて走ってきたニャンコ。 最初、この参拝客がペットをリード無しで連れてきたのかと思うくらいだった
 スリスリくんくんして 近すぎるから写真撮ろうとしたら後頭部ばっかし(笑)
しゃがんだら、私の腕に「ねえねえ!」って感じに両手かけてきた
指を出したら、鼻チッスしてくれるし。

 え?もう帰るつもり?もっと遊ぶよね?  ほらぁ、こんなに可愛いんだよ? とごろ~んとお腹見せて。

最終的には、私の進路を塞ぐように足元に丸まってしまった・・・  強引だな(笑)

 ずっとそのまま丸まってて、  もう行っちゃうの?気を付けてね?みたいに、  ・・・ずっと座ってお見送りしてくれました(笑)


ふはぁ~ 癒されたぁ~ って思いながら歩いて階段手前まで来たら、、、
なんと!  ちょっとちょっと~!次は俺でしょ!?って感じに、次のネコちゃんが走り寄ってきて!
 撫でれ とばかりにゴロゴロすりすり  こちらも近すぎて後頭部ばっか(笑) の さくらねこちゃんです
 遊ぼ~よ~。  まだ行かないでしょ?遊ぶでしょ?みたいに 伸び~ぃ。
 しゃがむと体登ってくるくらいに すりすり。
「ごめんねぇオヤツ持ってないし、もう行かなきゃ またね」って言って 歩きだしたら、私の足元をすり抜けて、タタタタッて階段を数段駆け下りた後、、、
 行かないでよ~! ほら、ボク可愛いでしょ? とばかりに、またしても ごろ~んとお腹見せてくるし!  見てみて、ほら、ボク可愛いんよ?ね?行かないよね?

もう!どんなハニートラップだよ!(笑)

 えぇ~ もう行っちゃうの?ホントに?もぅ 気を付けて帰りなよ? みたいなジト目。
途中振り返ったら、  ね?まだ遊ぼ?って駆け下りて来ちゃいました 

超絶人懐っこくて、可愛くて、もう蕩けた(笑)
まるで殿と長政が迎えに来てくれて、一緒に遊んでくれて、ずっと傍に居るよって言ってくれてるみたいな出逢いでした
本当に、ありがとう~。


昼抜きでキャリーケース抱えて、16時前・・・そろそろ限界・・・と思い、何か食べたい!と中州川端まで出たものの、調べるお店がことごとく日曜休み!
日曜定休て!どゆこと?! 三連休だよ?! と思いつつ、たまに見つけた日曜日も空いてるお店はもう予約でいっぱいと。
おひとり様も入れないなんて、流石三連休
疲れたし、血糖値下がってるし、寒いし、もう当てがないし、で本気で「博多の真ん中で 空腹を叫ぶ」の状態で(笑)
ロッカー難民に続いて、ご飯難民・・・いや、マジでちょっと疲れすぎてて、街中で立ち尽くしながら本気で泣くかと思った

これはもう、無理だ、博多まで行くしかないと決めて、お宿までは天神乗り換えだったので いったん天神で降りて、ようやくロッカーをゲット。
気力を振り絞り、、、「警固神社」へ(あれ?笑)
ホントは足湯にも入りたかったのだけど、時間が終わってたので、残念でした。
  天神の繁華街の街中に、ぽっかりと存在している神社でした。
おみくじ引いたら、大吉頂きました


大体さ、もつ鍋も水炊きも、2人からのオーダーしかできないお店がほとんどで、もう何も食べるものないじゃん(違)って思ってたんだけど(笑)
なんと、博多KITTEに おひとりさま用のもつ鍋のお店があったので、速攻向かいました!
 もつ鍋の「おおやま」さんが、カウンター一人鍋が出来る店舗を出してくれてるのです 素晴らしいコンセプト(笑)

  少し待っただけですぐに入れて、ようやく席に座ってほっと一息 あぁ・・・大変だった・・・
もう呑んじゃうもんね!  福岡のお酒「寒北斗」 いっちゃうもんね!超美味しかった・・・

 突き出しの明太子に、高菜にスモツ!スモツ最高!
ていうか、完全におっさんやな(笑)

きたー!!!
 ようやく来ました、もつ鍋 みそ味です。
最初は結構小ぶりなお鍋で来たから、おなか減りすぎてたし、足りなかったら春巻き追加しようって企んでたんだけど、なにがなにが(笑)
食べてるうちに、お野菜もたっぷりで、モツもしっかり入ってて、最後はお腹一杯になっちゃいました(笑)

ここ、駅前で便利だし、本当に良かったから、また来たいです!

電車乗る前に、「春水堂」でホット香醇チャイ。
 カワイイ新春飾り。

ホテルはJR二日市駅前だったんだけど、、、翌日のことを考えて「大宰府散策きっぷ」を買うことにしたので、西鉄の駅から大分歩きました(何やってんだ。笑)
しかも電車途中で止まったし
まぁ・・・本当はホテルは駅前が一番便利だな、と痛感した次第です

途中に阪急で見かけて美味しそうだったので思わず買ってしまった「博多蒸気屋」の焼きたてドーナツ。
 ・・・もちろん、焼きたてではなくなってますが これが冷えてもとっても美味しかったんだ!
ホテル着いてから、一口だけ味見して、  カフェオレと共に、翌日の朝ご飯になりました(笑)
明日も雪が凄そうだけど・・・覚悟しつつ、おやすみなさい~


<天通ず、一心不乱に降り注ぐ雪、僕ひとすじに ~福岡旅行 1日目 その1~。>

2018-02-11 | Travel

福岡でやってた黒田家の展示を ずっと観に行きたいなぁと思いながらも、遠いから無理だし・・・と諦めていたのですが。
この3連休、頼まれてシフトを交代したら奇跡的にduty freeになったので、これは・・・と思い(笑)
ギリギリに宿を探したので市内は全然無くて、ようやく太宰府近くで発見。
そのうち、いろいろ調べてたら太宰府天満宮の隣にあるお稲荷さんのことを知り、あ、私、ここ、行きたい。おいでって言われてる。、と突然勝手に確信したため(笑)
博多へ向かいました


新幹線の途中、前回勝手にテンション上げてた工場地帯をまた見ることが出来て、再度テンションup(笑)
  鐡造さん~(笑)

昼前に博多に着くように頑張ったものの、博多駅では見事にロッカー難民へ
本当ロッカー無いし、何処空いてるか調べようもないし、、、いろいろ彷徨ったものの、もう時間が勿体ないため、えいやっ とキャリーバッグ抱えたままで、今回の目的地へと急ぎます

前回博多での移動手段が良く分からなくて困ったんだけど、やっぱり西鉄バスは 乗り換えとかバス停の場所とか、時刻表とか、結構調べにくいわ・・・
まぁ、今回は絶対的な予定が無いため、なるようになるでしょ、と博多駅から出発。
 懐かしのマリンメッセ。
前回は死ぬほど暑い夏。。。汗だくだったなぁ。。。

・・・今回はまさかの寒波の週末・・・普通の博多が見てみたい・・・(笑)

 無事に到着!
展示が終わる直前だったので、連休だし、めっちゃ混んでたら困るなぁ・・・と思いながら入ったら、  全然だったYO!(笑)
良かったぁ


 黒田家の刀剣と甲冑展 
へし切長谷部は展示替えで出てないんだけど、でも良いんだ!黒田家の代々のものが観れるんだもの!

お部屋に入った瞬間、「・・・んふふふふ~( ´艸`)」って変な声出た(笑)
 殿~
「朱漆塗合子形兜 黒糸威五枚胴具足 小具足付」     四方八方から見放題です

長政以下、代々の藩主の甲冑が勢ぞろいして、豪華!
  
それぞれ、いろんな形や想いがあって、細々した所まで作りこまれてるし、お洒落。
長政の一の谷形兜も、いろいろ角度や大きさを変えた意匠で、後の世代で繰り返し使用されていました。 
初代藩主にあやかってるんでしょうね。

  めっちゃ笑ったのが、これ、大きすぎて戦場で大砲の的にされたそう(笑) 周りの人たまったもんじゃないよねw
 家康が愛用してたシダの意匠と同じ前立て。

 長政の愛用の槍「一国長吉」 観ることが出来ました
  八幡さんの文字がすり減っていて、よく使いこまれているようです。
 こちらも長政愛用の刀「二字国俊」
  吉岡一文字添えの脇差「備州長船康光」。お不動さんの梵字と素剣が彫られてます。

他にも、鍔や豪華な小柄もありました。
 瓢箪から駒、の仙人。  牡丹に獅子。獅子身中の虫は牡丹の夜露に当たると死んでしまうので、だから獅子は牡丹に囲まれて眠るんだって!

 安宅切と、へし切長谷部の金霰鮫青漆打刀拵が並んでます
  安宅切のほうが若干反りがキツイ。霰鮫の文様がところどころ潰れて使い込まれているのが分かります。
  へし切長谷部の柄。

 カワイイ手作りPOPが(笑) 
 へし切長谷部のエピソードも書かれてました。

常設展も行ってきました。
 最近色々燃えている(笑)金印 
ちっちゃい!!!もうモナリザ並みに小っちゃい!(笑)  印面・・・ちっちゃ(笑) 拡大したのが壁に描いてありました→ 
福岡の古代からの歴史が順に展示されています。
触れるブースも。  鹿の角とか黒曜石とか。
   黒田家家譜もあった!!

 24騎士の掛け軸も。 九郎~!(笑)  

 こんな感じで吹き流しとか使ってたみたい。  

    官兵衛の山笠 

 市博、本当にものすごい見ごたえがあって、、、まだまだ行きます!
  天神様の展示。

そして、黒田家明宝展示。 
これ、一番好きだった!
 「日光一文字」 これ、、、めちゃくちゃ綺麗だった!
 詳しいことは全然知らないけど、この刃紋が美しくて、溜め息が出て、見とれてしまう。
これは、すごいなぁって思った。
 葡萄文蒔絵刀箱も素晴らしい。

隣には、あの「日本号」がありました!  

 螺鈿だよ、螺鈿! 豪華にも程がある(笑)
  ちっちゃいハート♡
  実戦で付いた傷が見える・・・らしい・・・心眼(笑) 
 篤姫が描いた掛け軸もありました。

もうお腹いっぱいなくらい、素晴らしかったです 
 新しく収蔵された作品の展示も観てきました。
 家康像とか、 長政・・・長政、難しい顔してる・・・(笑)

 涙が止まらなかった、出征した方の奥さんへの最後の手紙。
  菓子型とか。
  カワイイ 
  これ、良かった!

もうね、これだけ・・・ってこれも一部だけなんだけどたくさんの作品をびっくりするくらいに安価で見ることが出来るなんて、本当に市博すごい・・・。
絶対管理費大変なのに・・・ほんと、皆さんもっともっと行って観て欲しいなぁ。
私も展示替えがあったら通いたいくらいでした。