夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<ルーベンス展 ーバロックの誕生 @ 国立西洋美術館>

2018-11-23 | Art

ルーベンスと言えば、日本では「パトラッシュ、、、ぼくはもう疲れたよ、、、」で有名ですが(違)
荘厳な宗教画、なイメージでしたので、一度行ってみようと思い、ムンク展の帰りに行ってきました。
ムンク展は混んでたけど、こちらは大きい絵が多いため、そこまでではありませんでした。

ん~~~、行く前に思ってたのとちょっと違ったかも~
というのも、ルーベンスが描いたものだけじゃなくて、工房でお弟子さんとか他の人が描いたのとの合作だったり。
ルーベンスが参考にした作品が展示されていたりして、「ルーベンスの絵」という展示をイメージしてたら、、、うん、ちょっと違った(笑)

「スザンナと長老たち」のシリーズも、瑞々しい肌の感じが凄いなと思いましたが、私が気に入ったのは「エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち」でした。
透き通るような白い肌に血色の良い頬が、なんとも言えず、触ったらきっとフワフワのお肌なんだろうなぁ・・・と夢見心地になりました(←おっさんか?笑)

ローマの慈愛」はテーマは親孝行なのかもしれないけど、直接的すぎて私は好きじゃなかった・・・
そこまで乳房を描くなら、「ヴィーナス、マルスとキューピッド」のほうが好き(笑)
あとは、ヘラクレスをはじめとする男性のマッチョぶりはすごいと思う
筋肉や身体の解剖がとても写実的なのが、良いなぁと思います。
あとは、寝かされたキリストの足元から見上げるような構図の絵とか、変わってたけど違和感なくて、その3Dの2次元化の厳密さに感動。


宗教画やこういう神話などは、登場人物のバックグラウンドのお話を知っていないと、関係性が分からなくて楽しみ半減だから、もっと勉強しなくちゃな~
昔は結構図書館で読んでたんだけど、もう記憶の彼方になっちゃったから、、、またもう一度おさらいしてから行くようにしなくちゃと、ちょっと反省



特別展を見た後、常設展に駆け込みました。
でも、常設展が作品数が多すぎて、全然見切れなかった・・・
有名な作品もいっぱいあったのに、学芸員さんの圧力と、私の特殊能力・迷子が発動したせいでどこに居るのか良く分からず・・・
部屋の左右を横目でチラチラ見過ぎて酔って吐きそうになりながら(笑)急ぎ足で見たにすぎなかったという・・・
こちらは建物も古い美術館だし、次は常設展だけに行きたいなと思える、素晴らしい美術館でした!



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