先週水曜から土曜までの予定で、大阪へ出張した。
無駄遣いしてもいいように往復のチケットを買ったことがあとで思わぬことになる。
初日、持ち込んだノートPCに数本のアプリをインストールさせる作業が意外と苦戦し、ほぼ一日を費やしてしまう。
その夜、前にも伺った小料理屋で客先の社長と飲み。
大将と女将は覚えてくれているようで、またうだうだと飲んだww
翌日、入力データを整理するため条件と土質定数の設定に取り掛かりCADで根拠図を作成した。
ノートでのCAD作業は思いのほかめんどくさく、いつもより作業効率が落ちる・・・。
この日も別の店へと飲みに・・・。
以前伺ったときには、僕が住んでいる町から来たというアルバイトの女子がいたのだが、すでに辞めていた。
大将のお任せを頼んだのはいいが、次々に料理が出てきてとても食えそうもなく、女将さんが気にかけてくれて僕だけ料理をお吸い物だけにしてくれた。
客先の社長に僕が手をつけていない料理も食べてもらい、飲んでばっかりじゃなく食えと叱られたww。
次の日から構造計算を行い始めたのだが、予定通りに帰宅できそうにない作業の進捗状況。
不安に思い土曜も宿泊したいとホテルに申し込んだところ、満室と言われた。
客先の付近のホテルに電話をするもののすべて満室。
土曜の夜は無理なのか、と広範囲での検索をすると吹田に空室のあるホテルを発見し無事予約。
金曜の夜に以前の会社の同期との飲み会へと難波へ向かう。
以前よく行ってたところで待ってると言われても、すっかりどこがどこやら覚えているはずもなく、
携帯電話がなければ会えなかったかもしれないくらいすっかり記憶がない。
地下鉄の〇番出口と言われひたすら番号を目指して通路を歩く。が・・・
お互い年を取っているせいもありすぐには気がつかず、当時の僕の上司であった課長が見つけてくれた。
第一声、ふけたなぁ~であった。
昔、よく行っていた居酒屋チェーン店へと連れて行ってもらい、当時と変わらぬ話で盛り上がった。
今でも上司のことを〇〇課長と呼んでいる自分がおかしくて・・・。
課長も定年を迎え、今は非常勤で週に二日ほど出社しているとのこと。
知っている数名の方々がお亡くなりになったと聞いてびっくりした。
二次会ではすでに酔っ払っていて、次に大阪へ来たら必ず連絡をすると約束して別れた。
土曜の作業も思うように進まず、日曜日も帰れそうもない。
ユニットバスでシャワーだけの暮らしに嫌気がさしてきた頃だったので疲労もそろそろピーク。
ところが、吹田のホテルには最上階に大浴場があった。
22時にチェックインして付近のお好み焼屋で晩御飯。たこ焼きとどて焼きを注文してビールを2杯でやめた。
久しぶりに大阪のどて焼きを食べることが出来て満足。
ついでにTVではAKBの総選挙をやっている。周りの客はTVを見ていたが、僕は興味もなく風呂に入ることだけww
日曜に客先の会社へ向かう途中、新幹線の特急券が日曜までの有効期限だったので変更してもらう。
乗車券は6日間有効で月曜までだったので何とか大丈夫と思ったのが甘かった。
結局、月曜も泊ることとなり乗車券は払い戻して再び購入。ホテルは近隣のホテルに泊ることができた。
五日分の着替えしか持って行っておらず、まさかこんなに長く滞在するとは思ってなかったので下着が足らない・・・。
かっこ悪いのはしょうがないとコンビニで下着と靴下を買った。
何とか予定していた作業も火曜に終わり、やっと広島に帰る事ができた。
19時45分ののぞみで帰るか19時59分のみずほで帰るか悩んだのだが、
以前に九州に行った時、みずほに乗ったので早いほうで帰ることにしてたこ焼きとビールを購入。
周辺にたこ焼きの臭いを気にしながらビールといただいていると、新神戸から隣の席に若い男子が座った。
新神戸を出てすぐに車内販売がやってきて、その若者はお弁当とチュウハイを購入した。
お弁当の包装の帯を取り、捨てるところに困っていたようだったのでこの袋にどうぞと言うと恐縮しながら袋に入れた。
そこから急にいろいろと話しかけてきた。
見た目もまじめそうな青年ではあったが、話せばまじめさが伝わってきた。
一日だけ休暇を取って博多へ遊びに行くという。
僕は一週間、大阪へ出張で、これからやっと広島へ帰ると言うと、実は博多の彼女に会いに行くんですと言う。
もう2年になるそうだが、彼女の仕事の予定とでなかなか会えないらしい。
年齢を聞くと上の娘と同じ年。なんだか人事ではないように思えた。
あれこれいろいろ話してくれる青年。今時の若者はこんなに話すのかと思うくらい気持ちがいい。
下車する際、彼女とがんばれよと励ますと突然・・・
「すみません、僕〇〇と言いますけど・・・」と、突然名前を教えてくれた。
あ、僕は〇〇と言います。また、どこかであったらよろしく。と返事をして別れた。
なんだかいい出会いだったなぁ~と後からしみじみ感じながら疲れた出張が終わった。
決してイケメンではない青年だったが、こんな青年もいるんだとなんだかうれしく思えた一日となった。
なんか、この世の中も捨てたもんじゃないと思えた日となった。
で、次の日、
疲れて仕事ができる状態でもなく、夕方から就寝につく・・・。