風の声

想いつくまま

友人の「便り」

2022年06月02日 | 日記

友人からいつもの「便り」が届いた。

独特の言い回しに、読んでいて喋る姿が浮かぶ。自らの内なる弱さをあからさまにさらりと書いてしまう。「あるがまま」の日々の情景がうかがえる。

ほっとさせてくれるいつも通りの「便り」だ。

「若い時から何事につけ、不十分さを若さのせいにして納得させていましたが、年相応の成長がありません。重ねるとそれなりにシャンとするのかと思っていましたが、なかなかそうはいきません」

念仏に生きることを愉しむ友人。自然法爾や他力本願を多くの人は誤解しているが、友人のそれは本来の姿を説くもの。くだけた言葉で愚かさもいたらなさも実にみごとにさらす。友人をしてそうなのかと想う。ほっとさせられるのはそのせいなのか。

「悩み、迷う心は生きている限りは慣れないことを知らされます。道づれしかありません」と、自身の今の姿を括ってあった。

いつもは妙好人の句が紹介されてた最後のページ。
今号は京都佛光寺の八行標語だった。

”ほんとうの
 幸せは
 意外な
 ところにある
 ほら
 ここにも
 そこにも
 あそこにも”







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