参議院選挙がスタートした。
それにしても小政党の乱立がひどく目立つ。人気コンテストごっこのようになりがちな参院選とはいえあきれる乱立ぶりだ。
それに、「物価高」が争点だと演出するマスコミにもあきれてしまう。プーチンの戦争に便乗して、軍事費倍増を狙う勢力には「物価」はもってこいの隠れ蓑で好都合といったところ。
この選挙のキーポイントは、改憲勢力が3分の2を占めることや軍事費など、きな臭さを増すこの国の姿をどう選ぶかにある。政治の争点をはぐらかし権力に仕えるかのような報道ぶりは恥ずかしい。
安倍菅政権9年間でねじ曲げられた日本のジャーナリズム。報道の役割は権力を監視することなのに委縮したまま息を吹き返す気配はない。
実話を映画化したスピルバーグ 監督の「ペンタゴン・ペーパーズ」。ベトナム戦争の真実を隠す権力のウソを暴く報道をえがく。権力と報道の争いは法廷に持ち込まれメディアが勝利する。
その判決文はいう。『建国の父たちは報道の自由に保護を与えた。民主主義における基本的な役割を果たすためだ。報道が仕えるべきは国民であって統治者ではない』と。
参院選のニュースを見ていてそのシーンが浮かんだ。そこまでのカッコよさなど日本のメディアに期待もしないけど、ちょっとは恥性をもとうよ。