チビからプレゼンを受けることになった。
LINEに「建築士になるためのリスト」なるものが届いた。チビは将来の仕事として建築士を描いているようで、それを実現するためのプロセスが図式化してある。
それを見せられながら、音声通話でチビのプレゼンが始まる。小4にしては要領を得た上手な喋りに驚く。後でママから聞けば、「図式はPCで15分くらいで自作し、プレゼンの喋りはノー原稿だよ」と、感心していた。
「ママ似だね」は余分としても、なかなかだ。
プレゼンの結論は、夢の実現のためにプログラミングの塾へ行きたいので将来へ「投資してほしい」というもの。並の大人を上回る金銭感覚はもう知っていたことではあったのだが、思ってた以上にしっかりちゃっかりしている。
チビのプレゼンを受け、さっそKeis財団の投資審査委員会で厳格な審査が行われる。その結果、「優れたプラント」と認定され、「投資決定通知書」が送信された。
「ママ似」と云わずに、「BOSS似だね」のコメントであったなら、投資枠はもう1段上がったろうに・・・ママの勇み足が唯一ミスのプレゼンだった。