白色の花、数字を貰って花色の中で一番多いことに驚いた。
単純に「白色の色素」を見ているのではないことを記録していなかったことに気づいて
咲き始めているハナニラの「白」を使って記録し直しておこうと思う。
むずかしいけれど、確かに白い花弁が花の終わりには「無色透明」になっていることがある。
栂池でよく探したサンカヨウをふと思い出した。
その仕組みは以前、何度か解説されたことを思い出している。
(2024.03.14 新明町)
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▲ コゴメイヌノフグリの中にポツリと一花 ▲
ハナニラ(花韮) ヒガンバナ(←ユリ)科イフェイオン(ハナニラ)属
Ipheion uniflorum(Triteleia uniflora、Tristagma uniflorum、Brodiaea uniflora)
(2024.03.15 林)
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【花の色】
花色の中では白色が最も多く全体の33%、次いで黄色が28%、赤系が20%、紫・青系が17%、その他が2%。
『色』については、普通は「色の三原色」「光の三原色」を使っての説明があるのだけれど、これは「見た目」のことだ。
「植物の色素」についても幾つもの解説があるし「花の色」の説明にはそれは欠かせない。
持っている資料を羅列しても説明にはならないけれどひとまとめにしておこう。
☆ ☆ ☆
表によれば、フラボノールに含まれている気泡が光に反射して白っぽく見える…とある。
植物に含まれている「色素」には、白を発色するものはないのだろう??
マゼンタ(M) とイエロー(Y) の混合によって赤(R) に見えるのだろうから、
どちらの遺伝子も発現しない「白色」四種の色の組み合わせで
「赤紫」「藤色」「赤」「ピンク」「橙色」「レモン色」「黄色」などの多様な色の花が咲くのだと推測する。
アンズのページ 2024-3
【白い花の怪?】
白い花に色素はあるのか?の質問に詳しい説明を貰った。
『フラボノイドと言う色素はあるけど、それは無色~薄黄色で、
赤や桃色、青や紫色に発色するアントシアニン類や、黄色に発色するフラボン、カロチン類とは違って目には見えない。
花びらが白と見えているのは、花びらの中の組織が空気の小さな泡を含んでいてそれが反射して白く見えているだけだ』
と、何とも難解な色素の名称を駆使して説明してもらった。
その時にもらった参考図がムクゲの画像、白い花びらの一枚を指で潰すと下の紋が見えるようになる。
つまりは、空気の泡を追い出してしまうと無色になる…と言うことだ。
ムクゲのページ
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▲ 栂池のサンカヨウ ▲
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