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いつも思うのだけれど、雑草の名前にはいい加減?なものも多い。
このコセンダングサは雑種起源。
雑種起源だからとて「合いの子栴檀草」ではなくて「合の小栴檀草」である。
尤も、間違っても「愛の子栴檀草」ではない。
カタカナ書きしてしまうと、ややこしくてもっと面倒だ。
おまけに舌状花の有無でコセンダングサ、アイノコセンダングサ、コシロノセンダングサなどに分化されている。
個体差、環境による差、様々に事由があるのだから面倒極まりない。
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▼ コセンダングサには舌状花はない。▼
コセンダングサ(小栴檀草)キク科センダングサ属 Bidens pilosa var. pilosa
(2024.09.24 明石公園)
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▼ アイノコセンダングサには歪な舌状花が見える。▼
▲ 刺の下にあるのは果実、刺の正体は萼だと言えば首を傾げられる。▲
(2024.08.08 松江)
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アイノコセンダングサ(合いの小栴檀草) キク科センダングサ属 Bidens pilosa var. intermedia
(2024.10.10 北王子町・玉津町)
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▼ コシロノセンダングサには明瞭な舌状花がある。▼
(2024.08.08 松江)
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コシロノセンダグサ キク科センダングサ属 Bidens pillosa var. minor
(2024.10.10 北王子町)
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タチアワユキセンダングサにはもっと幅広で明瞭な白い舌状花がある。
タチアワユキセンダングサ(立泡雪栴檀草) Bidens pilosa var. radiata
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▲ コセンダングサに押されて見かけなくなってしまったセンダングサ(花弁は黄色)の果実は、コセンダングサよりも大きい。▲
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「センダングサ類の刺は萼の変化したもの」
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タチアワユキセンダングサ2024 コセンダングサ コシロノセンダングサ アイノコセンダングサ2023
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たくさん見させていただきました。
とっても素敵ですね。
「センダングサ類の刺は萼の変化したもの」
ノートに書き留めておきます。
ありがとうございました。
撮った画像と一つずつ調べてゆく間に、撮った画像の名前を憶えられて
その次、違うなと思う画像が撮れた折に、また次の名前を覚える…、その繰り返しでしょう。
センダングサもキクの仲間、しっかり違いが見つかると良いですね。
>やはり一つずつ。... への返信
以前にも教えていただき、わかったつもりでいても・・・なかなかです。
また、出逢った時にひとつひとつよく見て行こうと思います。
いつもいつもありがとうございます。
幾つかの集団?を最近特に多く見かけるのですが、事前に観察する植物が表記された資料が配られているグループは少ないですね。
ガイドされる方がこれは何々、これは何々と矢継ぎ早に解説されているのを見ると、参加者がどこまで理解されたのか首をかしげることが多いです。
中には時間潰しに参加して、ご友人?とぺちゃくちゃ…もいらっしゃるし。
それも趣味の一つでしょうから、他人が口出しすることではなさそうですが
やはり関心のある方と、あれこれ調べながらの観察が一番ですね。