花や葉が小さくて、おしべ5本はサツキ…
そんな説明が独り歩きしているから、ツツジとサツキは取り違えられる。
中国ではツツジは躑躅(てきちょく)と書かれ、日本の躊躇と同じ意味で使われる。
「羊がレンゲツツジを食べようとしたが毒があるためためらった」の説から漢字が充てられているけれど
サツキも正式にはサツキツツジと呼ばれている。
ホトトギスの鳴きはじめる旧暦5月に咲くから「皐月」「杜鵑花」
旧暦5月は現在では6月頃なので俳諧での季語としては夏の花になる。
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この花は大型
(2024.06.02 須磨離宮公園・西新町)
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隣のヒラドツツジと比べると花も葉も小さいし、おしべは5本
それでも、これはサツキ?と言われるほどに大きい。
(2024.06.04 林)
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▲ 時に取り違えられるクルメツツジもおしべは5本 ▲
サツキもツツジ、モミジもカエデ。
ツツジより少し遅く咲いて、花は小型、おしべは5本、説明の多くはそうだけれど、小さなツツジもある。
だから一つ一つを正しく呼ぼう、なんて事は無謀かも知れない。
サツキとツツジ、サザンカとツバキの区別など次第に無意味なことになりりつつある。
おしべが5本だからサツキ、と言う区別点が今も語られる??けれど、クルメツツジの多くは5本のおしべが普通だ。
今月の須磨の見どころ散歩の折には
ツツジの花が殆ど咲き残ってはいなかったので、ツツジとサツキの違いを現物では説明できなかった。
現物を見て種別・区別出来ないものを、言葉だけで論じても詮無い、今でもそう思っている。
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