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惨憺たる有様の河川敷の草。
その中で一人勝ちなのがセイバンモロコシ。
引き抜きにくい大型の雑草だから、地上部の適当な位置で刈り取られるだけ。
だから一度刈られてしまっても同じ場所にまた同じくらい大きく高く広がってしまう。
護岸堤防近くに広がっているものは水の影響も受けないから殆ど倒れてはいなかった。
▲ セイバンモロコシの花は円錐花序、細い花茎の先に有柄と無柄の小花が対でつく。風媒花なので花粉症の大敵。▼
▲ ブラシ状のめしべ(雌花)、糸でぶら下がる葯(おしべ、雄花)からなる小花、花弁はない。
めしべははじめ白、受粉後は赤紫色になる。葯は黄色から花粉を飛ばす頃には赤紫。▼
▲ 小穂には芒がある。芒の全くないものはノギナシセイバンモロコシと区別されている。▼
▲ 果期のセイバンモロコシも次々と現れる。▼
セイバンモロコシ(西蛮蜀黍)
イネ科モロコシ属 Sorghum halepense(= S. halepense var. propinquum、S. propinquum)
ノギナシセイバンモロコシ(ヒメモロコシ・姫蜀黍)Sorghum halepense f. muticum
(2024.11.03 明石川左岸)
☆ ➨
▲ ㊧開花直後、めしべは白 ㊨おしべが花粉を飛ばし受粉後にはめしべは赤く変わる。
右画像に比べると左画像の小穂には全く芒は見えない(ノギナシセイバンモロコシと区別されている)。▲
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セイバンモロコシ2024-1 2024-2 セイバンモロコシ2023 春のセイバンモロコシ 花の頃 枯れ姿 秋
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ブラシのように見えるめしべ可愛いです。
おしべの変わりゆく姿も素敵ですね。
芒の見えないものもあるのですね。
季節ごとに見て行くと良いのですね。
もっともっと見たくなりました。
撮る時期によっていろいろです。
芒の有無も、よく見れば見つかることでしょうね。
大きく伸びる厄介な雑草でしょうが、小さな花なので幾らでも見つかることでしょう。