イチョウの短枝、長枝。
イチョウは裸子植物、雌雄別株。
銀杏は果実か? などなど。
イチョウには幾つもの話題があって、それぞれに奥が深い。
その一つ一つを紐解いてゆくだけでも面白い…そうだ。
去年は何とか雌花を撮った。
冬芽で雌雄の区別は出来ないのだろうか。
短枝の先端部には冬芽。
この樹は雌株なので雌花が咲き、葉は束生する。
雌花には花弁は無く、雌しべのみ。
雌株の短枝、数年かかってこの程度しか伸びない。
多くの葉痕が見える。
この樹は雄株なので雄花が咲く。
雄花と言っても花の構造はかなり違っていて花弁は無く雄しべが長く穂状にぶら下がる。
【雄花画像は2006.4.16に新宿で撮ったものが最後で、
以前使っていたブログの廃止でリンク切れになっていた。その画像のみ追加した】
長枝に互生する短枝。
長枝につく葉は互生、短枝では束生する。
イチョウの維管束は二個なので、維管束痕も二個見える。
葉脈は網目状にはならず、二叉分岐を繰り返して葉の先まで伸びる平行脈。
(2014.01.28 玉津町)
☆
イチョウは、「公孫樹」とも書く。
「公」は祖父の尊称。 祖父がタネをまいても、 実がなるのは 孫の代になることから。
イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹) イチョウ科イチョウ属 Ginkgo biloba
(2014.02.24 玉津町)
☆
【イチョウの実は種である】
イチョウは裸子植物、と言うことは種子が心皮に覆われていないと言うこと。
固い殻の部分は中種皮、薄い渋皮は内種皮、食べている部分は胚乳と胚に当たる訳で
「銀杏」は胚珠が大きくなったもの、つまりは種子ということになる。
--------------------------------------------------------------
春のイチョウ 秋のイチョウ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます