ここでは園の職員の方でさえ(?)果実は拾えなかった…そうだ。
ひつと残らずと言うくらいに、殻だけを捨てて中身だけを持ち帰ってしまっているから
拾うのを楽しみにされていた方々は残念な思いをなさっただろう。
何処でもそのようなことになっているそうだけれど、例え落ちた果実だとしても
拾い集めるには程度と言うものがありそうなものだ。
そのトチノキに色づいた葉が数枚。
残念ながら冬芽は遠すぎる。
この巨大な葉が落ちた痕に大きな顔、その上に冬芽。
(2015.12.20 須磨離宮公園)
☆
粘液が大きな冬芽を保護している…そうだ。
葉痕はかなり大きいから目立つし、冬芽は光って目立つ。
葉がすっかり落ちてしまう頃、夏の緑が嘘のような木になっている。
今年は余り橡の実は拾えなかった。
トチノキ(栃、橡、栃の木) ムクロジ科(←トチノキ科)トチノキ属 Aesculus turbinata
モミジ、カエデ類と同じくムクロジ科に編入されている。
(2015.12.05 明石西公園)
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秋の葉 須磨離宮公園 春のトチノキ
私も昨日はトチノキの様子を見たのですがナポレオンハットのようなナイスさはなかったです・・・
見るからにべとべとで触ってみたのですがあまだあまりべとつきはなかったです。
去年触ってみたときはかなりべとべとだったような気がします。
そのうちに・・・ということかしら
可愛らしいひょうきん顔が多いですね
春に芽吹く木の芽もやはり寒さ除けに鱗を纏うのでしょうね。
トチノキの芽鱗だけが粘液に包まれている理由はよく分かりませんが、
最初は普通の鱗に包まれているようですが、
冬芽が育って少しずつ外側の鱗が剥がれてくると粘液が出て来てべたつくようです。
次の春の様子を眺める前にも楽しめるので、
冬芽を見つける楽しみとその下にある葉の落ちた痕の顔を見つけるのは、
花を見つける楽しみと同じですね。
ちょっと陽射しがあると、一つ二つくらいは撮りに出掛けたいもので
昨日も須磨で三人をカラスザンショウの葉痕に案内しました。