ブリランタイシア・パツラ キツネノマゴ科 Brillantaisia patula
当初、プセウデランセムム・ツベルクラツム キツネノマゴ科 Pseuderanthemum tuberculatum Radlk.としていた花。
同じ場所に咲く別の花にも、この名前が付いていたので疑問が残っていた。
写真を撮る時説明板が邪魔になって、動かしたのを戻す時に挿し間違える、よくある間違い。
少し無神経なのが、ここにも多いのだと思っている。
室外ほどには目が届かないから、問題も露見しにくいから厄介だけど。
大船温室には、 プセウデランセムム・アラツム P. alatum
プセウデランセムム・ラクシフロルム P. laxiflorum
プセウデランセムム・リラキヌム P. lilacinum Stapf.
プセウデランセムム・レティクラツム P. reticulatum Radlk. var. ovarifolium が咲く。
【訂正】 同じ大船で、この花を撮った方のブログでその疑問は解けた。 (2007.12.31)
ブリランタイシア・パツラ
プセウデランセムム・ツベルクラツム の名札が付いていた。
ブルー・ジンジャー ツユクサ科 Dichorisandra thyrsifloraMikan.f
別名・オオタチツユクサ これが?? 誰しもがそう思う。
ツユクサの文字にそう思ってしまう。
植物学上での分類は、花の大きさや個別のイメージとは違った部分でなされている場合もある、と言うことだ。 おまけに、和名も良くない。
ジンジャーと付けられると、生姜の印象。
ジンジャー・リリー(花縮紗)の印象とも違うのだから。
ヘテロケントロン・エレガンス Heterocentron elegans(Schlechtend.)O.Kuntze.
園芸店では、ヒメノボタンの名前で売られている。
普通にノボタンと呼ばれているのは、濃い紫色の「紫紺野牡丹」。
蘂も花びらも全部紫。こちらは、白。 大船の温室には、もう一つ、メキシコノボタン。
学名表示は、Centradenia inaequilateralis 枝垂野牡丹の別名。
ヘミグラフィス エキゾティカ キツネノマゴ科ヘミグラフィス属 Hemigraphes cv. Exotica
どう見ても、シソの仲間に見えてしまうんですけど、の質問に、
そうそう、シソモドキ(Hemigraphis alternata)、英語red ivyと言うのがありますよ。
さすがに、何度か通っていると、学究肌の方にお会いすることがある。
今日は、ヘミグラフィスと、ジャスミンの話で盛り上がった。
ヘミグラフィス・ドリモフィラ キツネノマゴ科 Hemigraphes drymophila
新入りだ。 だから、まだまだ馴染んでいないようだし、土くれが付いている。
ヘミグラフィス・レパンダ キツネノマゴ科 Hemigraphes repanda
ヘミグラフィス「エクゾティカ」と並んで咲いている。
シソに似た葉だし、花は白っぽくて小さい。 区別は、葉の形だけだろうか。
ホコバヤトロファ トウダイグサ科 Jatropha integerrima (Jatropha hastata)
南洋桜の別名を持つとされているが、普通に南洋桜と呼ばれているのは白花。 こちらは、テイキンナンヨウザクラ、ホコバナンヨウザクラと区別される。
ムサエンダ・フィリピカ アカネ科 Mussaenda philippica 'Queen sirkit' ピンクの萼片が目立つ。 花は、黄色。 ムサエンダ(崑崙花)の傍に咲く。 隣の、メディニラ・マグニフィカのピンクと競い合っていると、まさに南国…。
ムサエンダ・ルテオラ 「Mussaenda parviflora Miq. こんろんか」 名前が付けられていた。
ところが、以前撮った写真には、Mussaenda luteola Delile の名前が付けられ、
薄黄崑崙花とファイル名が付けられている。
こんな風に説明版が変わっていると、撮影者も混乱する。
明らかに、花も葉も違っているから、要チェックだ。
ムサエンダ アカネ科コンロンカ属 Mussaenda parviflora
ムサエンダ、和名はコンロンカ(崑崙花)だけれど、白い部分は花弁では無い。
花屋では、「ハンカチの花」で売られている。
花は、長い花柄の先にちんまりと乗っている黄色。
画像では既に三個は散ってしまって、萼苞だけが残っている。
左下に半分見えているのが、「崑崙の雪」に准えられて、 この花の和名になっている「白い花」
よく見ると、五つに分かれている萼苞のひとつが変化して 白化しているのが判る。
葉が白化する、ハンゲショウとも違うし、 苞が白化する、ダビディア(ハンカチノキ)とも違っている。
ムサエンダ アカネ科コンロンカ(ムッサエンダ)属 Mussaenda parviflora
大船には、幾つかのムサエンダ。
画像ファイルには、 Mussaenda parviflora 台湾・沖縄に自生、野生化
Mussaenda luteola Delile アフリカ・スーダン原産
Mussaenda philippica cv.'Aurora' フィリピン・ニューギニア
Mussaenda philippica cv.'Queen sirkit
Mussaenda cv. Donna Luz
Mussaenda sanderiana Roxb.の記録。
ムサエンダ アカネ科コンロンカ属 Mussaenda sanderiana roxb
ハンカチノハナとも呼ばれるようだけど、似た名前を持つハンカチノキほどには知られていない。
むしろ、コンロンカと呼ばれている方が多い。
五個ある萼苞の数枚が白くなるそうだが、温室育ちしか見ていないので、殆どは一枚きりだ。
花は黄色、長く伸びた花柄の根元部分が五つに分かれた萼苞、その一つだけが白い。
ムサエンダ アカネ科コンロンカ属 Mussaenda parviflora
和名はコンロンカ(崑崙花) 花屋では、「ハンカチの花」
何処がハンカチ?、そう思うのだけれど白くなっている萼苞 を指している。
「ハンカチノキ」(ダビディア Davidia involucrata)は、二枚の苞が白くなるけれど、
こちらは五個ある萼苞の一、二枚が白くなる。
花は黄色、長く伸びた花柄の根元部分が五つに分かれた萼苞、その一つだけが白い。
葉が白くなる、ハンゲショウとは違っているし、苞が白くなるハンカチノキとも違っている。
メキシコハナヤナギ ミソハギ科 Cuphea Hyssopifolia
穂咲きになるミソバギが、横に広がって咲いている。
そんな感じに見えるし、花のひとつひとつはそっくりだ。
メキシコの名前が冠せられているからか、大船温室のハイビスカスの部屋に咲いている。
温室の花には見えないけど……。
メディニラ・スペキオーサ Medinilla speciosa
はじめてだろうか。
メディニラ類では、巨大な「マグニフィカ」がまだまだ咲いている。 こちらは、優しいサイズ。
メディニラ・ミリアンタ ノボタン科 Medinilla miriantha
温室の新参者。
ノボタンの仲間は、何種類か育っているけれど、
こちらはメディニラ・マグニフィカに似て、多くの花を次々咲かせる。
メラレウカ・アルテルニフォリア フトモモ科メラレウカ属 Melaleuca alternifolia
へえぇ~、これが???
ティーツリーオイルは、オーストラリアの先住民族アボリジニが、
さまざまな症状の病気に対して利用してきたことで知られる精油。
この樹から精製されるのだろうか。
モクセンナ マメ科カッシア(カワラケツメイ)属 Cassia surattensis
英名Scrambled egg tree ハナセンナに比べて、葉が楕円形で小さいので、コバノセンナ。
新宿御苑温室でこの花を撮ったのは二年前。
かなり大きな樹だから、花が咲いても気がつかない。
そう思っていたら、大船では高木の花には、矢印で咲いている事を知らせ始めた。
近影に、カリアンドラの紅が写っている。
ルエリア・コロラータ キツネノマゴ科 Ruellia colorata
レプトスペルムム・ペテルソニー フトモモ科 Leptospermum petersonii F.B.Bailey
よく見かける、ギョリュウバイ(御柳梅/Leptospermum scoparium)と同属。
(2005.04-2006.10)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
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