五つに分かれた果実は莢状で枝先に下向きにぶら下がっている。
緑だった果実は割れて縁には緑の種子を着けている。
やがて乾燥が進むと水分を失った種子は皺だらけになる。
果実殻もカサカサに乾ききると枝から離れる時期が来る。
乾いた果実殻の縁に皴だらけの種子を着けたまま風に吹かれて枝から離れる。
落ちた後には星形になった果柄が残される。
落ちた果実殻は葉脈だけを残して網目状に変ってゆく。
▲ 地上に落ちた果実殻は、時間をかけて緑の葉肉が腐って抜け落ち、やがて葉脈だけを残すのだろう。
人工的には、苛性ソーダ液などに漬けて葉肉を落とすことでも出来る。▼
(2023.10.20 明石西)
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年に二度の合ハイが縁で、神戸女子薬科大学の「学園祭」のお手伝いをした。
四回生の春には、前年春に大騒ぎした大西さんから葉脈標本(スケルトンリーフ)を作るのだと聞かされて
その見本を持って出かけて手伝ったことがあった。
下の画像はその見本になった苛性ソーダで葉肉を落とした昭和40年作の二枚。
その年の学園祭ではファイアストームのやり方なども徹底的に?伝授したことを思い出す。
佐野さんとグラウンドの隅で30分近く喋ったことも懐かしい。
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(2023.11.21 王子町・林)
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アオギリ(青桐、梧桐) アオイ(←アオギリ)科アオギリ属 Firmiana simplex
APG分類体系では、アオギリ科、シナノキ科、パンヤ科はアオイ科に分類変更されている。
(2023.11.29 林)
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▲ 出来立ての果実は赤紫色でひとかたまり。熟すと下向きにぶら下がるようになり果皮は次第に緑色になって5つに分かれる。▲
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アオギリの果実が舞い降りていた辺りに、スズメバチの死骸。
(2023.10.20 明石西)
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アオギリがと~っても素敵ですね
なにもかも・・・興味津々です
スケルトンリーフ、とても綺麗ですね
来季はなにもかもが見てみたいです
ありがとうございました
得られた交遊も、学業を通じてよりも山やバイトを通しての方が多かった気がします。
勿体ないなぁ~などと思ったことも多かったですから、勉強の目的もなく大学などには行く必要もないな…と今も思います。
今になって、スケルトンリーフのことで当時の薬剤師の卵たちを思い出して
やはり勉学にも勤しむことが大切だったんだなぁ~なんと思っています。
それでも限られた時間の中で得られるものはまだまだ幾つもありそうです。