クルメツツジはサツキに似て花は小型だけれど、葉は花と同じか花よりも前に展開している。
おしべは5~10本、これもクルメツツジ??或いはサツキ??。
以前見た白い久留米躑躅も特定は出来ていないけれど、花の咲く前に葉が出ていた。
サツキもツツジ、モミジもカエデ。
九州では幾つもの小型の躑躅が交配されている。
そして、こんな姿のものも栽培されているのだけれど、サツキと呼んだ方が良い気がしている。
▲ おしべ5本、葉が出る前に花が咲いているからサツキ?と思われるのだけれど…。▼
▲ わずかに出始めている葉も小さいし葉表には艶がある。▼
▲ ツツジは葉が出てから花、皐月は葉が出る前に花。
その認識からは、この花は「サツキツツジ」、略してサツキだろう。▲
(2023.04.16 林崎町)
☆
▲ こちらは花と同じくらいに葉が広がっているし、毛が葉を覆っている。
花は小さいけれどやはりツツジと呼ばれているものだ。▼
ツツジ クルメツツジ(久留米躑躅)ツツジ科ツツジ属 Rhododendoron obtusum cv.
(2023.04.17 明石西)
☆
ウンゼンツツジと呼ばれているのはミヤマキリシマ、 長崎県雲仙に自生はない。
コメツツジ(ウンゼンツツジとも呼ばれる)は 四国、近畿、瀬戸内に普通に咲く小型のツツジ。
紀州コメツツジは紀伊半島南部辺りに咲く。
中国ではツツジは躑躅(てきちょく)と書かれ、日本の躊躇と同じ意味。
「羊がレンゲツツジを食べようとしたが毒があるためためらった」の説から漢字が充てられて。
サツキも正式にはサツキツツジと呼ばれている。
ホトトギスの鳴きはじめる旧暦5月に咲くから「皐月」「杜鵑花」
旧暦5月は現在では6月頃なので俳諧での季語としては夏の花になる。
☆
▲ 緋色の躑躅 萼片が花冠になった「ダブル」と呼ばれている園芸種。▲
--------------------------------------------------------------
サツキ2021 ヒラドツツジ 千重大紫 2022 クルメツツジ2023 ヒラドツツジ サツキ2019
ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO (goo.ne.jp)
ツツジとサツキ、難しいですね。
サツキも正式には「サツキツツジ」と呼ばれるのですね。
そっくりさんで完全にゴチャゴチャになりそうです。
サツキもツツジ・・・ですね。
色々見させていただきました。ありがとうございます。
盆栽仕立てにするほどに花も葉も小さい、とか区別点を「小ささ」に置く方も多いです。
それでも九州地方で栽培されている小型のものはやはり「なんとかツツジ」の名前。
だから名前だけに拘ると面倒ですね。
画像上の絞り模様の花などは、サツキです…と区別されても
そうですね、と納得してしまえそうなくらいに花も葉も小さいです。