環境省の特定外来生物に指定されたアゾラ・クリスタータ
昔から田んぼなどに広がっていたアカウキクサなども、同じ水生シダ
類似のものは、農薬などの影響で「絶滅危惧種」に指定され
片方では、特定外来生物として栽培・移動が禁じられている
専門家は、形態だけからの区別は不可能…と発言したりもしている
おまけに、雑種の存在に至っては詳しい資料さえ報告されていないとも聞く
明石公園内の池でも毎年のように「水草で池が赤く染まった」話しは聞く
今年は藤見池の西半分がこんな状態になっている
この水生シダが何ものかは知らない
それでも異様な繁殖状態を見ていると
本来はここでは育たない方が良い…と思える
(2012.07.31 明石公園)
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去年のアゾラ
何箇所かのため池はこのような状態になっているので・・・
こうなると手の施しようもなく増えるに任せているといった感じですね。
怪獣アゾラと呼んだほうがいいのかしら・・・
暑くなって以来急に勢いを増してきたようにも思います。
この池では終わったスイレンの撤去作業もまだです。
その間に、去年別の池で大発生したアゾラが広がってしまっています。
誰かが捨てたか、持ち込んだか、ホテイアオイが点々と広がりはじめた場所もあります。
一時期、合鴨農法で外国産のアゾラを水田に広げたことがあり、一部ではそれが水路から広がっているとも聞きました。
人海戦術で浮遊しているものを全部すくい取るか、水を抜いてしまうか…
いずれにしても人手とお金のかかる仕事です。
これは雌の胞子(雌花)を付けまず、雄の胞子も不稔性なので、これと在来種が雑種を作ることはありません。
詳しくは上記サイトを
ご教示頂いたサイトは何度も参考にさせて頂いておりました。
何が正しくて、何がいけないのかを、見た目だけで判断するのはとても危険だと思います。
ですから、本来は正しい名前が表示されるべきなのでしょうが、
画像を撮ってそれに専門的な知識の無い人間があれこれと特定するために走りまわることもない、
そう感じながら単純に「アゾラ・」としました。
いずれにしても、この池には守るべきものが何も無いのか、
ごく僅か発生したまま放置されて、現在はハスの葉がなんとか見える程度です。
残念ですが、この池にため池で細々生きているアサザやガガブタが広がることはないでしょうね。