いぬバカ・ねこバカ

美術館情報・デザイン記事を中心に載せています。他にいぬバカ・ねこバカ2にてペット・写真情報更新中。ぜひ覗いてください!

二紀展(国立新美術館)②

2011年10月24日 23時50分39秒 | 日記

雲がかかった、六本木ヒルズ。

それでは続きです。

※「ぼくの絵日記2011(まだわからないの?)」  馬場 奏 氏作

おこちゃまが喜びそうなあ怪獣が「ガオー!」アタマから煙が「シュー!!」

角が生えた鳥が「ギャーッ!!」

ハート型の両生類みたいな生き物が「グアッ!グアッ!」

みんな一緒に「まだわからんかーっ!!」

※「樹景」  佐久間 公憲 氏作

海が見える通りに古びたバス停がポツンと。波の音しか聞こえない。

バス停に待つ人もいない。

バス停の待合室。ものすごく写実的ですね。

トトロが、ネコバスが現れそう。

※「沈黙の春」(2011年3月) 佐田 尚穂 氏作

色白の女性、嫌いなタイプではない。手に巻いた花の腕輪や無表情は少女の顔。

だから「沈黙の春」なのかなあ?

写実的だけど、まったく動きがない。

※「種を持つ」  吉岡 正人 氏作

まるで中世の絵みたいだ。女性が持っているのはピンクの小粒、コーラック、いや植物の種である。

拡大である。

この女性は種を持って何をしようとしているのか?

種を撒こうとしているのか、種を食べようとしているのか、種を捨てようとしているのか???

とにかく知ったこっちゃない。なにしろタイトルが「種を持つ」なのであるから。

それにしても後ろの川に手を突っ込んでいる男性は何を探しているのか?種を捜しているのであろうか?


二紀展(国立新美術館)①

2011年10月24日 01時21分06秒 | 日記

前回に続いて「二紀展」のご紹介をいたします。

面白そうな作品をピックアップし、自分なりの解説を入れました。

素人ですが、よろしくお願いします。フィードバック等のご意見もお願いします。

今回は結構、写真を撮ったので複数回のご案内をいたしますね。

昨日、行ってきましたよ。結構、人が入っていました。

館内の様子です。

これは何でしょう。「ワンコ人間」??なんとなくうちのワイフに似ています。

賢そうですが、話せるのでしょうか?

なんでこのような絵を描いたのか作者の意図がわかりません。

ニャンコが大切なしっぽを踏まれたのでしょうか?「ニャー」ではなく「ギャオン!」という感じですね。

茶髪の女性はなぜ、後ろを向いていて髪を振り乱しているのでしょうか?

なぜに花園にネコが・・・・・。芸術ってわかんない・・・。綺麗だから撮っちゃいました。

※「朝だよー」  加藤 聖庵 氏作

うちのネコもそうだが、朝になるとごはんのおねだり。飼い主にスリスリして器にごはんを入れてくれ、とせがむ

のだ。あまりにも顔つきやしぐさがうちのニャンコに似ていたので撮影。

背景の色が淡くやさしい色なので、ついやさしい気持ちになっちゃいますね。さすが、加藤さま!

ニャンコってみんなそうなんですかねえ?

※「運河のある街」 野田 典男 氏作

ここで言う運河とは河ではなく、ビルだ。

河のように流れるビル郡をたとえたのであろう。

またはビルの間にほそーく流れている二本の川のことを言っているのか?

それではまったく目だないので、恐らく前者の意見であろう。しかし細かい描写ですね。野田 様は只者ではない??

※「大地(「生命のなごり)」  山崎 哲一郎 氏作

私が好きな化石だ!実は私はアンモナイトコレクターだ。

三葉虫にアンモナイトにワニ?カメ?それに大型の恐竜の化石がある。

いや、三葉虫は化石じゃないぞ!生きている。しかも活発に動いているでないか。

三葉虫は水中に生きていた。ということはワニ・カメが死んで、その死骸を三葉虫やアンモナイトが食っている

ことになる。骨だけになったワニ・カメはすっかり骨だけになり生きていたなごりを残す・・・・。

※「SEED OF PEACE」  本多 正直 氏作(第65回記念賞受賞)

これは野外にある彫刻である。

当日は雨がふったり・やんだり。

この彫刻の母と天使は雨に濡れでも気持ち良さそうにうっとり。まるでシャワーでも浴びているかのよう。

実際は天使が抱いている種が平和の象徴。その種の中身はなんだろう?

※「七つの子」  林 提和 氏作

母ニャンコの背中に乗っかる7匹の子ニャンコたち。

よくみるとみーんなおんなじ顔。七つ子か?しかも顔があんまりかわいくない!

母親のがっしりとした体格に子ニャンコたちは安心。

これは出品されている彫刻の大群。

次回も続きます。見てくださいね。

 

 

 

 

 

 


モダン・アート・アメリカン(国立新美術館)

2011年10月23日 23時27分38秒 | 日記

先日、六本木の国立新美術館に行って参りました。

表題の「モダン・アート・アメリカン」と「二紀展」です。

まずは「モダン・アート・アメリカン」のご紹介をいたします。

アメリカのフィリップスコレクションから110点の作品が紹介されています。

 

「アメリカ美術の真の価値を知らしめたい」というフィリップス夫妻の情熱が築いた「夢」のコレクションです。

20世紀、ヨーロッパの前衛美術に触れたアメリカは第2次世界大戦後、抽象表現主義の登場によって国

際的なモダン・アートの潮流に大きな影響を与えました。

19世紀後半からアメリカン・モダニズムの時代を経て、ボロック、ロスコに代表される戦後のアメリカ絵画

隆盛期にいたるアメリカ美術の軌跡をたどります。

その中で感銘を受けた作品をご紹介いたします。

「パワー」   エドワード・ブルース  1933年作。

80年も前のアメリカ。もうこんな高層ビルがあったのですね。

アメリカのシンボルのニューヨークの高層ビルに降り注ぐ、太陽から発せられる光線は強いパワーを感じる

ことができます。これから益々巨大化するアメリカを強調していますね。

 

(ひとり言:私にもパワーを与えてくれー!!)

「1912年冬、6時の光景」  ジョン・スローン   1912年

1912年と言うと日本では明治時代末期。アメリカでは既に高架に電車が走っていたのですね。

慌しい、駅の様子が誠に細かく描写されています。

電車がホームに入るゆっくりとした電車の動き。

夕方の薄暗い空にほんのり光る駅の外灯、路面電車の明かり。

交差する行きかう人々の動き。

これから買い物をする貴婦人の朗らかな表情、シルクハットの男性とおめかしした女性、これから食事にでも

いくのでしょうか、何かお互いが話しているのがわかります。多分服装からしてブルジョア階級です。

その反対に駅に向う人は賃金労働者らしく仕事疲れなのでしょうか?無表情で歩いています。

階級の格差が絵になっていますね。

ホームには電車を待っている人たちでごった返しています。

しかし、こんな数本の鉄骨で作られた弱々しいホーム、あぶないですね。

人も転落しそうですね。

ジョン・スローンは当時の階級の差を絵にして訴えたかったのですね。

 

(ひとり言:高所恐怖症の私は絶対ホームへ上がれません!こわい・・・・。)

「大移動シリーズ №23;広がる移住」  ジェイコブ・ローレンス  制作年不明

昔、アメリカには多くのアフリカ系アメリカ人が南部の農村で暮らしていました。

生活は苦しく、危険にさられた生活を強いられていたのです。

彼らはより良い生活と自由を求めて北部の町へ移動したのです。

ごった返す電車。彼らは裕福な暮らしや自由を手に入れられたのでしょうか?

 

(ひとり言:故郷を捨てて移動する彼らの心境を考えると辛いものがありますね。)

 

美術って考えさせられますねえ。次回は二紀展をご紹介いたします。


久喜祭り

2011年10月22日 21時40分47秒 | 日記

久喜祭りに行ってきました。

西口の大通りから商店街の通り一帯を全て使う、結構大きなお祭りである。

駅前のステージで地元の中学生がダンスを披露していた。最近は中学生でも色っぽいですね。

道路一帯に露店がいっぱい。おじさん・おばさん・お子さんでごった返しています。

楽しそうです。鳥ぐし、うどん、やきそば、お花、古着、まな板、アンティーク物、なんでも売っていました。

結構、見どころがあって、面白いです。

これはカメさん。駐車場で大きなカメさんが3匹。なぜ?お子ちゃまが大喜び!

企業の宣伝?「あらうーの」。なんだそのままじゃん!おじいちゃんが説明に真剣に聞いています。

ゴレンジャーくま??中で子供が跳ねています。

きれいなお花やさん。つい目がとまってしまいます。あんまり安くなかったね。

でもお店の人が綺麗な人だったら買ってるかも??すいません!口がすべった!!

これは別のステージで和太鼓を行っていました。

とにかく片田舎?の割には盛り上がっていました。楽しかったです。

頑張っていたのは、関係者のご老人、地元の中学生、近所の主婦ってとこですね。

もっと若者に頑張って欲しいですね。でないと過疎が進んでいるって言われますよ。

 

 

 


竹久 夢二美術館(弥生美術館)

2011年10月21日 23時32分36秒 | 日記

根津にある竹久 夢二美術館。

もう、20回以上通っている。

上野から不忍池を通り抜け、東大の脇道を登り、たどり着く。

これは不忍池の蓮だ。シーズンオフになったため枯れはじめてきている。

アンティーク市だ。いつも同じ店が出店しているようだ。売っているものも前回と同じ。

これはおもしろいおうち。デザインがすこぶるゆかい。

羊羹(ようかん)みたい。これがほんとの洋館、なんちゃって!!ほほっ!

これは美術館内の貴重な写真。

竹久 夢二作の掛け軸だ。

これは中原 淳一作の雑誌の表紙。終戦後の疲れきった日本に綺麗な女性の表紙のデザインをし、潤いを

与えた。

これは美術館内の中庭。うちにもこんな庭があったらなあ。

自然散策を兼ねて出かけられる美術館、いいですね。だから好きです。


想い

2011年10月20日 23時21分21秒 | 日記

ある夏の日。

 

森の木蔭で彼女は彼にプレゼントする手ぬぐいを編んでいる。

もらってくれるかどうかわからない手ぬぐいを編んでいる。

もらってくれなくてもいい。でも、私の一途な気持ち、彼に届けばいいな。

いつかきっと振り向いてくれることを信じて。

ダメだとわかっていても私はあなたを愛してる。

そよかぜよ、私の気持ちを遠く離れた彼氏に届けておくれ。


人生いろいろ

2011年10月19日 23時36分35秒 | 日記

飲ませて下さい、もう少し。今夜は帰れない帰りたくない。

どこかの歌謡曲のような彼女の様子。

いったい彼女に何があったのでしょうか?

人間だから泣きたいこともあります。

飲んだくれてつらい気持ちをお酒で紛らわしたいことがあります。

でも、つらいことはわかるけどそれを一つ一つ乗り越えて強く生きるのが人生。

多少、寄り道をしたりするけど、そうやって人間は強く打たれ強くなっていく。

あなた、悲しんでいるみたいだけどみーんな経験して大きくなっているんだよ。

あなたも同じ、わたしも同じ、人間同じ。

 

 

 

 


ミニ・カップル

2011年10月18日 23時36分17秒 | 日記

100年前の恋人たち。幼い時の淡い記憶。

ねえ、もっと笑いなよ。写真撮るんだから。                    ジー・・・・・・・。

おい、手ぇ握るなよ。離せよ。                             ジー・・・・・・。

だってあたしたち将来結婚するのよ。あたし、テディ大好き!          ジー・・・・・・・。

おい、勝手に決めんなよ。誰が結婚するって言った?             ジー・・・・・・・。

またあ、あなたの顔に書いてあるわよ。まんざらでもないって!       ジー・・・・・・。

オー・マイ・ゴッド!!                                 ジー・・・・・・。    カシャッ!!      


つぶやき・・・・。

2011年10月17日 23時43分20秒 | 日記

100年前のアメリカの街角での1コマ。

「なあ、なんかいい職ないかなあ」

「ないね。こう毎日日雇いじゃあやってけないよ!」

「おまえんとこはガキがいるから大変だろ」

「そりゃあそうさ!手ぶらで帰った日にゃあ、女房や子供から袋叩きさ!見てくれ、この右腕の青いアザを!」

「おお、痛そうだなっ!」

「しかし、いつになったら景気がよくなるんかねえ」

「そりゃあ、我々が毎日ステーキをゲップが出るほど食える日からだな」

「いつになるのやら・・・・。」

「たまんねえな、まったく!!」

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みんなが幸せになる日、くるのでしょうか?答えは来ません!

なぜならみんなが幸せならそれは幸せではなくなるからです。

幸せはお金や物に囲まれることではないんだよ。


ちひろ美術館2

2011年10月16日 22時31分15秒 | 日記

今日は、ちひろ美術館で同時開催されていた「瀬川 康男 遺作展」のご紹介をいたします。

瀬川さんって初めて耳にしました。

瀬川さんは福音館書店こどものともの仕事を皮切りに、新しい技法を次々と使いながら多彩なタブロー、版画、

スケッチ、絵本の制作を続けた方。 彼の初期の絵本は松谷みよ子松野正子などの文に挿絵をつける形で作成

されたが、1975年以降は文・絵ともに自作の絵本も制作。その仕事は、童画の枠を超えた現代的な「児童出版美術」

の域に達し、BIB(ブラチスラヴァ絵本原画展)グランプリや国内の出版文化賞を受賞するなど、国内外で高い評価

を獲得しているど偉い方である。

幼児の絵本「いないいない、ばあ!」を描いた人って言えばわかりますかね?

瀬川さんは昨年、77歳で亡くなられました。

幼児教育に熱心な方で昔話などの絵本の挿絵を親しみやすい絵で何冊も描いています。

これはカルタのデザインですね。デザイン・カラーともしぶいです。

瀬川さんの画風はコロコロと変わっています。これは西洋画や日本画を随時、研究されていたからです。

なかなか画風というものは変えられないのに、この方は実にあざやかでした。

 

これは瀬川先生です。