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日記(8.14) 施我鬼

2014-08-14 14:14:48 | 日記
8月14日 (木曜日)   曇り時々晴れ 蒸す日

施我鬼に行く、塔婆をいただいてくる。
私のお寺さんは14日と決まっている。
お寺によっては送り盆の日も多いようだ・・・


一時的に混雑している境内。
人も去って少し静かになった。

塔婆をオモチャだと思っているらしい。
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元々、お墓に塔婆を立てるのも
地中にいる魑魅魍魎の鬼達に塔婆を沢山食べさせて
御本尊様を御守りするもので・・
お布施についても同様の意味合いがあるんだと・・・
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その昔になる・・・
人間は皆、元気でいるときは我鬼だと・・・いう。
この苦難を乗り越えるために施しをするんだそうだ・・

☆私が入院していた時、当時の上司が見舞いに来て
 上の様な話を、して行ったのを思い出す。
この上司も最後は社長になった。
 多分自分も病を抱えていたんであろう・・
 病人の気持がわかったんだなあ~!。
 要するにゆっくり休めと言うことだったんだ!

上に立つ人は、致命的でない病を少しは抱えている人が
良いと・・・何かで読んだ覚えがある。
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お施餓鬼について

仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経」に説かれています。

阿難尊者が深夜に勉強していると、「焔口(えんく)」という名の餓鬼が現れ、


「阿南よ、お前の寿命はあと3日で尽きる。



阿難は釈迦の従兄弟。釈迦と行動を共にし、説法を直接聞くことができる立場に
あったことはよく知られています。
釈迦十大弟子に数えられ、多聞第一とされながらも
なかなか悟ることが出来なかった阿難の苦悩は大きかったと思います。
人間阿難の心の苦悩を表現できたら、と・・・・
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死んだ後は私と同じ餓鬼になる」と予言しました。
驚いた阿難は餓鬼(焔口)にどうしたらよいか尋ねました。

「餓鬼とバラモン(司祭者)に多くの飲食を施せばそれによって阿難の寿命は延び、
焔口も餓鬼の苦から離れ、天上に生まれ変わることが出来る」とのことでした。


阿難尊者は釈尊に助けを求め、すべての餓鬼やバラモンに飲食を施し、
苦しみから救う陀羅尼を授けられ、無事に法会を行い命が助かったということです。

阿難尊者の前に現れた餓鬼は私たちの中にある欲張りなココロを表しています
施餓鬼会は物欲に走る心を清めるための法会です。

物欲は40歳頃から60歳頃が一番強くなると・・
講義で教えて貰ったが、それは成功者に成り立つ基本形で
立身出世を成し遂げた方の流れではと思っている。
10代刻みで下の様になって行くのが本能だと言う。
この文字の下に欲を付けるとなるほど・・・

”遊・食・性・立・物・名・生

もう生命欲の段階に近いが、前をひきずるなあ~!我鬼なんだ
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ちなみにご存知のお盆の由来となるお経は「盂蘭盆経」といいますが、
これは中国成立と言われています。儒教思想と密接に結びついていますね。
布施の功徳と先祖供養ががっちり結びついているところに儒教の影響が見られますね。

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今日はお線香上げに来てくれるお客さんがいるので
家を空けられないでいる。蒸し暑い

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