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つれづれなるママ 似!?

夫婦とその息子、双子の娘+猫にゃんとの暮らしの日記

素直な心

2014年02月01日 | 育児

フルツのクラスには ちょっぴり個性的なAちゃんという女の子がいる

Aちゃんは いつでもどこでも 誰かに文句を言っては ぷんぷん怒るので トラブルがいっぱい

ポップとフルツも 幼稚園から Aちゃんと一緒なので 何十回も 何百回も いろんなお怒りを経験してきている

時には Aちゃんから受けたお怒りを思い返し 腑に落ちず 家に帰ってきてイライラしていることもあった 

けれどもAちゃんのいいところは 誰に対しても平等だ

特定の人だけに怒るのではなく 先生も仲良く遊んでいる友達も 年上も年下も関係ない

だれにでも同じように怒る

なので 彼女のそういう一面があることは もはや みんなが知っている

学年が上がるにつれ 男子はAちゃんをからかったり イジメたりしだしたこともあった

けれども 幸い まわりの女の子は それに加わることなく

先生に言ったり イジメを止めに入ったりできるので 大事にはいたらなくてすんでいるようだ

もしかすると だれにでも 平等に接するAちゃんを認めて

女子は本能のグループ力でもって 仲間を守っているのかもしれない

そんなAちゃんと 今年度はフルツが同じクラスになった

先日 算数のプリントをしていると Aちゃんは

「どうして わからないのに 教えてくれないの?」と席の離れたフルツに言い始めたので

まだ自分のプリントができてないからだと フルツが説明すると

「Aちゃんを教えるのが先だ!」と怒りだしたそう・・・

これ以上 怒らせるのは よくないからと フルツが教えてプリントができると

「ほぉら Aちゃん すごいでしょ~」とAちゃんは自分を褒めたそう

・・・・・フルツは ムッとしたのかな・・・と 私は思ったのだけれど

「そうやな ・・・Aちゃん 最後までがんばったもんな」ってAちゃんに言ったと話すフルツ

正直、そんな言葉が言えたフルツに 私はびっくりした

「せっかく教えてあげたのに・・・」だとかそう言った言葉がでてくるのかと思ったからだ

しかも Aちゃんとトラブルにならないために そういう言葉を選んだのかと思ったけれど

そうではなく Aちゃんが 問題を解けるまでがんばったことを 素直に言っただけのようだ

わたしの方が 考え方も 心もずっと狭かったのだ

Aちゃんの がんばりを素直に認めれば そういう言葉がでてくるのだ

おそらく わたしの器量では 自然と そうとらえることはできない

経験だとか知識で 少ない器量を補ってきているつもりだけれど 心は感じるところなので そこはどうだろう・・・

ただ 今回の事で 心の在り方を勉強させてもらった

そういう考え方が 日常にできれば ストレスもずいぶん少なくなる

フルツの言い方が トラブル回避の解答だと 思ってしまった わたしの「素直」は残念ながら歪んでいる

心のあり方で「素直」という中身は ずいぶん違ってくるのだな

そんなフルツも 自分の食べたかったミカンがなくなって だれかれかまわず激怒したり 

他の子に食べられないように おやつを隠したり 時には嘘もつくしゴマかしもする それはそれで 素直だ

大事なことを教えてくれた Aちゃんとフルツに感謝します