木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

認知症とコミュニケーション

2017年04月27日 | マナー
皆様❤こんにちは

昨日、NHKのテレビでこんな番組やってました👇


NHK認知症 ともに新しい時代へ


実家から帰り、私達夫婦も含め
そう遠くない未来に直面するかもしれない認知症

5年後には1300万人に達するとなると、家族や福祉関係の方々だけの問題じゃなくなってくるでしょう。

そのせいか、トータルマナーの社員研修でも福祉関係の研修が増えています。

番組の中で『ユマニチュード』という介護スキルが紹介されていました。

『見る』相手の視界の中心に入り込み、相手の目を離さない(お互いに認め合う)

『話す』穏やかな声で、実況中継するように語りかける(不安の軽減)

『触れる』優しく、動こうとする意志を尊重して『引っ張る』のではなく、下から『支える』ように触れる

『立つ』立ち上がるきっかけを作り、前向きな気持ちを引き出す

介護従事者は介護が業務ではあるけれど、そこに「あなたが大切。あなたが好き。」という感情を伝えて、寄りそうことが大切。

とおっしゃってました。
何処かで聞いた台詞だなぁと思い、気がつきました。

マナー研修でいつも伝えている言葉。

『マナーの心』そのもの。

「行動に言葉を。言葉に行動を。」
「相手を認め、寄り添い、大切に思うその心を表現することが、コミュニケーションの基本」

番組の中でイノッチが、全てに通じる『基本』と言っていました。

その通りだと思います。

介護する側はどうしても「してあげているのに」となりやすい。

福祉関係の事業所でのトータルマナーの研修が増えている理由の一つはここだと思いました。

私達は医療や介護のプロではありませんが、コミュニケーションの基本をお伝えすることで、『ユマニチュード』的な効果が現れているのだと思います。

番組の中でも言っていましたが、
『ユマニチュード』で認知症の中核症状が良くなる訳ではないけれど、認知症の周辺症状を軽減できるとのこと。

周辺症状が緩和され、柔和な表情を取り戻した患者さん方を映像でみて、大切なことだと思いました。

認知症の介護は、係わる人全てにとって、とても大変な重労働です。

少しでも本人も、周りも楽に幸せに過ごせるのであれば、それに越したことはないと思います。

今日もお読みくださいましてありがとうございましたm(__)m
コメント
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