ゆるみ、季節風が弱まってくると、
台湾の北方海上に低気圧が発生することがある。
天気図を描くと、台湾付近を走る等圧線の
模様が、あたかも袈裟を風になびかせた僧侶の姿に
見えることから、漁師たちは「台湾坊主」
と呼んでいる。
坊主という言葉が差別用語になるらしく近年では
東シナ海低気圧と呼ぶようになった。
台湾坊主は発生したかと思うと、急激に発達し、
速い速度で日本の南岸沖を通り、
太平洋に出て台風並みに発達する。
この為、今でも海難が多く、海運や漁業関係者に
恐れられている。
また、台湾坊主が本州の南岸に近づくと、
南の海から吹き込む湿った
気流が日本上空に吹きあがって雲を作る。
このときに気温が低ければ雨ではなく雪になる。
これまでカラカラ天気だった本州の太平洋側は、
突然雪景色に変わってしまう。
本来、この台湾坊主は、立春を過ぎてからやってくるが、
気候がおかしいのか
現在、宮古島の沖を通過中だ。
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きじむなー
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