漁師のオジィはツバメの飛び方や鳴き方で天気をよんでいた。
ツバメが低く飛ぶとポツリと「雨だな…」
とつぶやいていたことがなつかしい。
日本では5種類のツバメが見られるそうだ。
北半球の温帯地方に広く分布し日本には夏鳥として
繁殖のためにやってくる。
北海道から九州の種子島ぐらいまでの地域に、
毎年3月下旬から4月上旬ごろに飛来し
9月中旬から10月下旬になると島伝いに
東南アジアへと戻っていく。
飛んでいる昆虫を空中で捕まえて食べ、水を飲むときも
飛びながら水面の水を飲む。
町の中や周辺の農耕地、河川敷などに住み、人家や店など
人間が作った建造物に巣を作る。
繁殖期はツガイで行動し民家の軒先などの人工物に泥と
唾液で固めたお椀型の巣を作り子育てをする。
古くから人々に親しまれている鳥で、農村では害虫を食べる益鳥
として、人家などに作られたツバメの巣も、商売繁盛や安全の印
として見守られてきた。
ツバメが渡るのは餌を求めてと言われている。
宮古島で見るツバメはリュウキュウツバメで一年中いる。
日本では奄美大島以南に留鳥として分布している。
特徴としては尾は翼より短い。胸に黒帯がなく、腹も白くない。
「ジュイッジュイッ、ジュリリジュイ」と鳴く。
縄張り意識が強く人間を認識する。
漁協の天井に巣を作って暮らしている。
ある漁師がツバメの巣に石を投げた。
ツバメはその漁師が漁協にくるたび攻撃して、その漁師は
一年以上漁協に来られなくなったという嘘のような
ホントの話しがある。