うんたま森のキジムナー

受験

県内の県立高校の入試が7日に行われた。
宮古島には、私立高校はなく、工業、商業、
普通科すべて公立高校。今年は506人が
受験したそうだ。合格発表は14日、合否にかかわらず、
受験生を持つ家庭では
合格祝いに人がかけつける。

「もし、落ちていたらどうするの?」
と思っていたこともあったが、数え切れないほど
合格祝いに呼ばれて、「落ちた」と言う話に
出くわしたことはない。受験生の中には、ほんの数人、
第一志望に落ちてしまう生徒はいるようだ。

受験といえば、宮古島には一風変わった習慣がある。
受験生の親は、受験日に盛大な弁当を作る。
受験の昼休みに、親、親戚と一緒に受験校の校庭で、
気の早い親は午前中から運動会さながらに
場所取りをして、受験生と一緒に弁当を食べる。

弁当のおかずは「豚カツ」が定番になっているそうだ。
宮古島の風物詩として、毎年、その写真が新聞に
掲載されるが、本土出身の私にはちょっと理解できない
習慣のひとつだ。
私はどうもこのような習慣になじめず、子供の受験の日に
学校にはいかなかった。
まわりの人からは、「落ちたらどうするの?」
とさんざん言われたけれど、一緒に弁当を食べたから
と言って、合否にはさしつかえないだろう。

迷信強い沖縄の生き方、これからも受験の風物詩として、
この習慣は続く。


    

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