うんたま森のキジムナー

梅雨明け

沖縄の梅雨明けは、「糸満のハーリーの鐘の音で明ける」
と言われている。ハーリーの鐘の音が「梅雨明け宣言」
ハーリーは、旧暦の5月4日、今年は、新暦の6月1日が
旧暦の5月4日になる。
沖縄の暦の上では6月1日が梅雨明け宣言。
気圧配置を見るかぎり、梅雨が明けとは思えない。
天気予報も雨マークが続いている。

人工衛星から雲の画像が送られるずっと以前。
そう、昔々、琉球王朝の時代は(18世紀)
高台を選んで天体観測を行い、その知識を農耕社会に
利用していた。

琉球王朝の時代の学者であった蔡温と言う人は、
「スバル6星の群が暁の東天に地平線から上がってくる
時期が梅雨明けになる。」と言っている。

沖縄ではこの時期を「フサーギ」というそうだ。
朝、早く起きてスバル群星を探すが、雲が多くてまるで
見えない。どうやら今年の梅雨はハーリーが終っても
しばらく続きそうな予感がする。
毎年、梅雨明け前に降る大雨がまだない。


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