トラックが行きかう。
以前はこの時期になると
「誰か手の空いている奴はいないか?」とあちこちから
電話があった。わざわざ訪ねてくる人もいて
収穫期はどこも人手不足。
離島の生活は、このサトウキビに左右されていた。
今では機械化が進み、それに加えてサトウキビ畑の
減少もあり、人手不足は解消されたようだ。
逃げて回っていた時代が今では懐かしい。
サトウキビは植えてから約1年半で収穫する。
キビの価格は毎年決められ糖度によってことなるが
おおむね2万1700円。
トラックに乗せる分で計算する。10トントラックに
乗せる分が8トンくらいだから
173.000円。そこから肥料代、労賃、地代を引かれることになる。
サトウキビの収穫作業を経験した人なら、とても
労働には見合わないことはわかる。
ダイビングショップのスタッフは、年があけ正月を
終えると休みに入るショップが多かった。
仕事がなくなるので製糖期の期間は畑の手伝いなど
行く人も多かった。
「誰か手の空いている奴はいないか?」と聞かれ
スタッフをよく紹介した。
まるで派遣会社のように仲介していた時期が懐かしい。
またこの時期は製糖期だけでなく、
やがて葉タバコの収穫、モズクの収穫、そして
それが終わればマンゴーの収穫が始まる。
最初の頃は一日の労働賃金は4千円だった。
それが7千円となり今では1万円以上でなければ人が
来ないという。
それでは引き合わないので農家も困っているそうだ。
畑だけでなく島ではどの職種も人手不足が深刻で、
ガソリンスタンドも土日休業も
考えていると新聞に載っていた。
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kijimuna
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