うんたま森のキジムナー

畑の海苔

冬の寒さを追い出すように、南風が吹き始めた。
気温がグングン上昇して、太陽が顔を出せば
夏の陽気。

今年の2月は、例年に比べ暖かい(暑い)日が
多く、雨の日も多かった。

駐車場にしている空地には、畑の海苔と言われる
沖縄方言で「モーアーサー」
オバァは確か「ヌーズ」と呼んでいたものが
たくさん生えている。

古くから食用にされていたもので、中華の食材には
欠かせないそうだ。

沖縄では、この海苔を使ったイリチーや炒め物に使われる。
正確には、使われていたといったほうがいいだろう。
今では、食べられることじたい知らない人の方が多い。

雨の日にだけ姿を現し、晴れれば姿を消してしまう。
砂や土を取り除くことが、大変面倒で、水で洗った後に
乾燥させなければならない。
昔は保存食として重宝されていたようだ。

人が踏みつける地面に生えるので、食べるのに抵抗を
感じる人が多くなった。
オバァが元気な頃は、よくいただいたけれど、
食材としては絶滅危惧種になっている。




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コメント一覧

ダイバー
昔は食用にしていたのに、今は見向きもされない物って沢山有りそうですね😅私たちの孫の世代にとっては「ヨモギ」もただの雑草。核家族の時代となり、草餅の作り方も、逞しく生きる術も教えられ無いままに世代交代が進んで行く。人類は貴重な「経験」の積み重ねを伝承することで進歩してきた筈なのに・・。「しがらみ」や「因習」から解放され「自由」を手に入れた引き換えに、私たちは「未来」を失って行くのかも知れません。
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