うんたま森のキジムナー

野良

家の周りは原生林や畑が多く、その中には野良猫もいる。
犬の残りの餌を食べにくるので、別の入れ物に猫の餌を
置いている。飼っているわけではなく、
なついているわけでもない。

遊びに来られた方に「都会では、野良猫に餌をあげるなんて
考えられない。」という人もいる。沖縄県の犬猫殺処処分は
年間約6000匹で全国4位くらい。
若干猫の方が上回っている。
野良に産まれてしまったのだから仕方がない。
子猫だからかわいそうだと飼っていたら、犬猫屋敷になってしまう。

玄関の近くに餌を置いてはいるが、餌がなければ餌を入れて
くれるのを待っている。しかし人間との距離はわかっている
ようで、ある一定の微妙な距離をおいて手の届く
ところまでは近づかない。その方がいい。
保健所が来たときに原生林の中にスッと隠れる。

最初は一匹くらいだったのが、今では数匹
餌を入れてくれるのを待っている。
野良は野良で生きていくしかない。

このあいだ読んだ本の中に「子供が産まれたなら犬を飼いなさい。
その犬は成長して子供を守ってくれるだろう。
そして子供が成長したときに遊び相手になってくれる。
やがて子供が青年となり多感な時期を迎えるころ犬は
その一生を終えるだろう。
そのとき命の大切さを犬が教えてくれるから。」
こんなことが書いてあった。

なるほどなぁ~


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