写真は本巣市長屋神社馬駆け祭り
戦後69年記念日に戦前を回想してみたい。
8月8日の朝日新聞に作家中島京子さんが、寄稿し
関東大震災と東日本大震災後の国民の生活や政治状況が
非常に類似した進展を見せていることを、心配してます。
戦前生まれの私は、関東大震災後の日本の状況を熟知していませんが、
治安維持法や憲兵、戒厳令、国家総動員法により、国民は
自由に意見を言えなかった事を親から聞いていました。
一方、東日本大震災後には、特定秘密保護法が制定されました。
政府は集団的自衛権としての武力行使は許されるとしています。
現実に海外に自衛隊を派遣することになったとき、
これに反対すると、戦前の治安維持法と同様の秘密保護法により
思想弾圧がなされ、日本は戦前のように歯止めのきかない
海外での武力行使へと、進む時代に入って行くと畏れられています。
首相は外国での講演で「平和的自衛権の行使」としていますが、
国民も、今の日本の状況は平和国家、民主主義国家だから
戦前のような侵略者にはならないはずだど無関心です。
中島京子さんは小説「小さいおうち」に、戦前の昭和10年ころの
東京の郊外での生活状況を書いて、日本が太平洋戦争に
突入してして行った様子を明らかにしています。
戦後も70年経ちますと、平和に慣れています。
戦争は遠い昔の話です。テレビや新聞も悲惨な戦争が
どんなものであったのか、首相の言動に危険を感じて
取り上げていますが、国民がこの危険を理解するのは
戦争が具体的な行動となって来た時です。
その時では遅いのです。
危険が少しでもあると感じたとき、政権を交代させ
なければ、事態はどんどん進んで行きます。
平和憲法第9条を守る活動に参加して行きましょう。
蘇生