現状を鑑みるといままで男子校、女子高と呼ばれていた学校は本当にそれぞれ求められる教育をしていたのだろうか。(これをしてないから存在価値がうやむやになっているのではないかと感じてしまう)
手のひらを返したように共学化が進むさまは、何のための別学だったのだろうかという疑問が生じる。
本来の別学の教育の意味を忘れてしまったとさえ感じる。
アメリカでは1990年以降共学の学校が減少し、男女別学、特に女子校が飛躍的に増えてきている。(本当ですよ)
具体的な数字では、30%以上も増えてきている。
さらに、別学に対して、政府は2002年から補助金を余計に出すようになってきた。
すでに世界の時代の潮流は別学に向いているということだ。
現在の日本の中等教育はマーケティングの基本を忘れ、時代の流れにも逆行しているということになる。(なるなる)
マーケティングの基本は焦点を絞り込むこと。
活動の領域を絞れば絞るほど立場は強力になる。
すべての人のすべての要望に応え弱みをさらすよりは、どこか特定のところで強みを発揮することが勝者となる。(ランチェスター弱者の戦略参照)
焦点を絞り込んだ強みであるはずの「別学」を自ら放棄し、安易に共学にするのではなく強みをより絞り込み、男子校・女子校に求められる教育のできる学校が勝者になるのはマーケティングの基本からも明らかだ。
常にアメリカの後追いをしている日本もいずれはこのことに気づくのだろう。
もう限界と思われがちな業界でも実は限界はないという教訓を活かし、独自の強みを絞りだし限界の壁を打ち破るチャレンジ精神をずっと持ち続けたい。
強くランチェスターを一読いただきたいと思いましたね~