平成23年10月24日にFMICS用に書いたモノです。
加筆は赤で入れています。
それにしても、4年前とほぼ変わっていませんね。
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「古い船には新しい水夫が乗り込んでいくだろう♪古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう♪」なつかしの吉田拓郎の名曲「イメージの詩」から、まさに今の大学職員の状況を歌っているような気がしてはまってしまいました。歌詞の「古い水夫」を、従前どおりを合言葉に、新しいことに挑戦しようとしないガチガチ頭の職員とし、「新しい水夫」をFMICS人だと考えるとピッタリはまる気がしました。
この後に続くのは、「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう♪なぜなら古い船も新しい船のように新しい海へ出る♪」です。
今まさに、新しい海へ出なければいけないのに、古い水夫が横行していませんか?
大学の古きよき時代は、学生募集に苦労することはなかったといっても過言ではありません。大学が実施する広報活動は何をしても当たり、学生はドンドン集まってきた本当によき時代でした。広報的な視点から見ると、広報担当へは予算も潤沢に用意され、広告代理店(学生募集に特化した)やガイダンス業者が次から次へと持ち込んでくる媒体誌・看板・車内ポスター・ガイダンスなどの企画に乗っていればすべて当たるという今ではありえない話ばかりだったといえます。言い換えると、古きよき時代の広報マンは勉強もせずマーケッティングの手法も知らなくともどうにかなっていた。今のように削減など考えなくても、とにかく何かを企画すれば(というより業者の案件に乗れば)当たり、それが高く評価されるというすばらしい空間にいられた。それが現在ではピーク時から比べると18歳人口は半減しながらも、大学数と定員数は増えるという新たな時代(新しい海)に突入してしまった。
これからは、大きな大学さんは定員遵守しなければいけないので、厳しい時代になります。短期大学も数年後は同じですが・・・
大学の広報担当者の中には戸惑うばかりで、現状を打破する対策を立てられないまま時間が過ぎるのを待っていると見受けられる人もいます。古きよき時代の広報の残像が残り、受験生が殺到し選抜できていた入試の過去の栄光を忘れられない方がいます。その方たちの中には、口を開けば最近の学生はと嘆いている人もいる。
過去の栄光にすがっている人もいますね。
私から見ると、仕事ができるといわれた広報マンも、入試結果に結び付けられない今の広報マンも同じような人達だと思っています。どういうことかというと、ベンチマークしている大学の動向などお構いなし、自大学の考え方の中から広報を考えるという効率の悪い(マーケティング無視)方法が広報だと勘違いしている人達のことです。
この方たちが、中々前に進もうとしないのですから、タチが悪い。
そんな状況下でも、学生の力と可能性を信じて、学生のために何ができるかを考え、勉強している「新しい水夫」が頭に浮かびます。
2018年までは、18歳人口の動向は大きな変更なく過ごすことができますが、2019年になると18歳人口の減少が始まります。
それまでに、定員を満たしていないちいさな大学は、いま一度広報を考えるときです。トライ&エラーができるのは、いいところあと2~3年です。それまでに古い船(大学)のチューンナップをし、新しい水夫になって新しい海に出ていきたいです。
しっかりとやっていた大学・短大は少ないです。
先日もまだまだいける