一歩前へ

秋草誠のブログ
困ることは考えない!
いいことばっかり考えよう!!
だから一歩前へ

回り道で見つけるもの

2017-04-11 12:50:27 | FMICS

平成22年の5月のFMICSに掲載したものです。

赤入れしています。

 

 居眠りワースト1位!4月8日(平成22年)の読売・毎日新聞に面白い調査結果が載っていました。調査は日米中韓の4カ国の高校生計約6,200人を対象に「授業中にどんな態度をとるか」というものでした。特に面白い項目として、授業中に「いつもする」「ときどきする」態度として、「居眠り」を選んだ高校生は、日本が45.1%とワースト1位でした。ついで韓国(32.3%)、米国(20.8%)、中国(4.7%)の順となっていました。「積極的に発言する」のは米国(51.1%)、中国(46.2%)、韓国(16.3% )に対し、日本は14.3%にとどまっていました。

中国の居眠り4.7%には驚きましたね~

「積極的に発言する」のは米国(51.1%)このあたりからアクティブラーニングを意識し始めたのでしょうか?

 また、日本の高校生は7割以上が教科書中心の授業を「好き」と答え、4カ国の高校生の中で最も「教科書好き」であることがわかりました。「教科書の内容をきちんと教え覚えさせる授業」を「好き」と答えたのは日本が71,4%と最多で、中国は64,9% 一方、韓国(39.6%)や米国(31,2%)では人気がありません。学校外での見学・体験を重視する授業については、中国が91,4%、米国は88,6%、韓国は77,7%が好きと回答。日本は64,6%で最低でした。

まさにこの結果が、今の日本教育界に反映されているのでしょうね~

日本の高校までの勉強は、教科書に書かれている答えを人より多く記憶することが頭のいい子だといわれてきました。まるで川に架かっている橋を端から端まで渡るようにラクをして最短距離を歩くことが、頭のいい子だと評価されてきたといえます。一方、外国では最短距離ではなく、いかに遠回りをして最長距離を見つけて汗をかけるか、という学びを重視してるといえます。

こりゃぁ分かりづらい表現でしたね

痛くない注射針を作り、世界から高い評価を得ている一流の職人の岡野さんは、経験値から生まれた意味深い本『試練は乗り越えろ』を上梓しました。文中に「大学を出れば、やりたい仕事がやれる、なんていうほど現実は甘くない。では、やりたいことをするためにどうすればいいか?それは、ズバリやれる人になるしかない。人間には、利口な人間と頭のいい人間の二種類がいる。頭のいい人間は記憶力がいいから勉強はできるけど世渡りは不慣れなのが多い。利口なやつは世渡りが達者で、応用が利く。やりたいことを、やれる人になるには、頭のいい人になるより、利口な人になるのが手っ取り早い。頭のいい人は知識を使うが、利口な人は知恵を使う。知恵は知識よりも上なんだ。」と岡野さんからあたたかいエールを頂いた気がしました。

岡野さんに言わせると、きっと私は利口なヤツですね。

世渡りは下手ですが、応用は得意です

知恵は知識より上というのは、高校まで勉強が苦手だった学生さんも勇気付けられる言葉だと思います。岡野さんは、現代の若者が失いつつある知恵は、場数を踏んで体得するものだと教えてくれています。

 多くの日本人は知識で世渡りが上手くいくと考え、外国人は世渡りには体験によって得た知恵が必要だと考えているように思えます。大学は学生さんの学びの為に知識だけではなく、知恵を体得できる仕組み創りを考えてはいかがでしょうか。

体験型学習が重要ですね。

その企画を職員から、発信できたらいいですね。 

少しは発信していると思っていますが

まだまだです。