一歩前へ

秋草誠のブログ
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働く人2

2017-04-14 12:27:51 | Weblog

日本全国どの業界も人材不足は否めません。

福祉も保育も職人さんも同じです。

私は友人に建設関係の社長が多いので

人材不足に泣く経営者を沢山知っています。

 

先日、面白い社長と出会いました。

その方は電気工事業者の方で社員は25人いるというのです。

 

ナントォ


平均年齢を聞いて驚きました。

 

32歳!(35億ではアリマセン)

 

だというのです。

 

なぜ

 

驚くかというと

それまで聞いていた

現場の仕事は

最近は年寄りが多くて若手がいないというのが

私の耳にする情報だったからです。

 

興味がわいたので

どうして若手が居つくのか?

質問しました。

 

すると

 

血縁や知り合いのつてを頼っているというのです。

甥っ子の旦那さん

知り合いの娘の旦那さん

従妹の息子

などなど

 

今年は高卒が一人入ったというのです。

 

とはいえ

それだけで今の若手が仕事を続けるといえません。

 

何かカラクリがあるのか聞きました。

すると答えてくれたのが

現場には1か月半出さないというのです。

何をするのかというと

 

先ずはあいさつや用語を教えて

用具の使い方を教えて

片付け方など

こと細かに教えるそうです。

 

ポイントとして

その時に必ずわからないことがあったら聞いてくれというそうです。

 

若い人は

わからないことが

なぜわからないのか

わからないから


だそうです。

 

この点が一番苦労するといっていました。

 

この社長さん

今の若者をよく知っています。

 

そして

いよいよ現場に出る時は

担当者をひとり必ず付けて

 

その担当者に

アナタが面倒をみるように

まだまだなのだから無理は絶対にさせるな!

担当をひとりに決めるそうです。

 

まさに

 

これは

 

職人会のチューター制度ですよ。

 

これが決め手ですね!

 

その社長曰く

6~7年前から仕事が増えて

人材不足に悩まされていた。

 

その時に仕事はあるのだから

 

若手を育てなければ

 

この先、仕事が拡がるはずがない

思いつき、会社の利益を優先するより

若手の育成にお金を費やすことにしたというのです。

 

見事な決断ですよね。

素晴らしいと思いました。

こういう会社が大きくなる会社だと確信しました。

 

今の儲けより

人財育成をする!

ですよ!!