平成22年10月28日に書いたモノです。
あの頃とあまり変わっていませんね~
赤で加筆しました。
高校訪問をして進路指導の先生方と話をしていると、最近の高校生の事情が垣間見えます。ある高校の先生から困った話のひとつとして、自分の行きたい大学が選べずに、三者面談の時に親に決めてもらうというパターンがあると聞きました。たとえば、進路の先生が「君には就職や学生生活など面倒見が良く、こじんまりとしたA大学があっているよ。オープンキャンパスに参加してみなさい」と指導しても、親はその大学より知名度のあるマンモス大学の指定校が良いと押し込むそうです。それが悲劇の始まりで、マンモス大学入学後4月~5月頃にはその卒業生から相談があったそうです。「あまりにも大学の規模が大きすぎて、自分の居場所を見つけられない。系列高校から入学した学生たちが多くて、友達作りができない」というもので、相当悩んでいる様子だったと言っていました。
やはりクラスでゲームでコミュニケーションしていても、どうにもならないかな~
もしくは今なら、SNSで友達が作れるのか?
どうなっているのか、知りたいですね。
友達ができるか否かは新入生の大きな不安材料のひとつになっているのが現状です。高校の進路の先生は生徒の特性にあった大学選びをしているが、親にはそんな事情まで考えられなかったのでしょう。最近は、独りで食事をするところを誰かに見られ、友達がいないと思われたくないという理由で、トイレで食事をする「便所メシ」もある大変な時代になりました。
便所メシ
最近は聞かないけど、いないのか?
それとも当たり前になったのか?
大学生の悩みの種は、成績、進級、進路、性格、恋愛など数多くあると思っていました。しかし、入学後、真っ先にやるべきことは、友達を作ることをだと改めて気づきました。友達は、勝手にできるものと思っていた私の誤りです。
さきほどの学生は、きっと高校まで決められた時間に決まった場所(クラス)で過ごし、その中で友達は自然とできていたので、友達作りが大変なことに気づかなかったと思います。大学に入学すると「自由」な時間と場所がいきなり目の前に現れ、当惑してしまう学生がいるということです。
いつの時代でもいるはずですよね。
「自由」というのは考えることも学ぶこともすべてです。高校まで「1+1=2」のような答えを導き出す学びをしていたが、大学の学びは必ずしも答えがあるとは限らず、多くの視点があることに気づくことが重要です。大学は社会に出るための視野の広さを養う場といっても過言ではないと思います。
せっかく大学に入学したのだから社会で生き抜くための力を養ってほしい。それには自ら考えて行動することが大切です。
とはいえ
SNSでコミュニケーションが取れて
ステキな仲間が出来たら
イイでしょ
てか
社会人になる前なのだから、人にもまれることや傷つくのを恐れて内にこもらず、苦手なことにもチャレンジしてほしい。勉強だけではなく、サークルやアルバイトに夢中になるのもいい。一歩踏み出す勇気がなかなかない人は、まず自ら話しかける勇気を持ってほしい、多種多様な人との日々の語らいの積み重ねで、学内外に深い友達が一人でもできれば、一皮剥けると思います。
さまざまな体験を繰り返し、むしろ失敗をたくさんした方が社会に出ても強い人になれると思います。
会話がなくとも
どうにか
なるんじゃない
とも思えてしまう
今日この頃