平成19年8月8日にFMICS裏巻頭のために書いたものです。赤字は加筆しました。
私たち大人にできることは子どもが伸びる適切な環境と材料を提供して、“あったかい心”で見守ること。学力とはいい学校に入るために必要なのではなく、よりよく生きていくために必要なものだと教えること。
そして、結果を求める教育は、結局はすべてが壊れてしまうということに早く気づくこと。
子ども達は解けた問題の数だけ学力が上がるわけではなく、頭を使って“考える”ことで賢くなれる。
努力の見返りは結果ではなく、成長だと考えればどんな難問や失敗に出会っても怯むことなく立ち向かっていける人間に成長する。
そんな子ども達が成長して、大学に入学して「何を」学べば良いのか考えてみた。
自分の価値観を持ち、コアを創ってしっかりとコミュニケーションが取れ交渉ができるような人財育成を目指す。
失敗を恐れ穏便に口を閉じて、問題が沈静化するのを待っているのではなく、怯まず、けっしていこじにならず、問題について「私の考え」を言えるようにする。
そのためには、どこで何を調べれば判断材料が手に入るか、というインデックスを作るために様々な経験を多く体感できる仕組みを創る。
(まあ、これがなかなかできないのですよ)
専門領域でなくても、疑問を感じて調べるクセを身につけておく。(その通りだと思うのですが・・・)
そうして、仮説を立てて未知を推測し、洞察する能力を養うことのできる人財を輩出できる大学作りを目指したいですね。
(こんな大学があったらいいね!です)
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