平成19年11月29日にFMICSに提出した原稿に赤で加筆しました。
炭鉱のカナリアって知ってますか?
炭鉱なんてもう廃坑になっていますから、知らない人が多いですよね。
実は炭鉱夫の間で先頭を行く人にカナリヤを持たせてカナリヤが毒に敏感に反応をして死ぬのを見てから、カナリアより毒性に強い人間達は帰還時期を決めると言われていました。
これを炭鉱のカナリアと呼んでいます。
「ウェブ時代をゆく」の著者梅田望夫氏は、“炭鉱のカナリア力”を発揮して、組織や仕事にこんな兆候があると危険だという注意事項5つを挙げています。
(1)「世の中と比べ、おそろしくゆったりと時間が流れている」組織は要注意。
(2)「毎日同じことの繰り返しで変化がない」仕事は要注意。
(3)「新しいことを何もしない」ことが評価される社風は要注意。
(4)小さなことでも個に判断させず、判断の責任を集団に分散する傾向のある会社は要注意。
(5)幹部の顔ぶれを眺めたとき、「その会社に関するプロ」(その会社の内部のことを知り尽くした人たち)ばかりが重用されている会社は要注意。なのだそうです。(自分の組織に当てはまりますか?)
12月21日の日経新聞の朝刊に大学法人64と短大法人34が早急に改善が必要な「経営困難状態」にあり、うち15法人は「いつ潰れてもおかしくない」レベルだと発表されました。
社会の風潮は大学も企業と同様の経営を求めてきます。(あれからかなり時間が経ちました。思っていたよりつぶれていませんね)
しかし、ここで疑問に思うのは、果たして大学は企業と同じような手法で経営改革を進めて良いのだろうかということです。(今でもずっと疑問のままです)
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