一歩前へ

秋草誠のブログ
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器は大きく! 入れたら出す!

2016-10-05 08:39:19 | FMICS

FMICSの10月の裏巻頭です。

勉強する職員さんが増えたのはいいことだと思っていますがぁ

それをどうするの

なんのための勉強ですか

といいたくなってしまう時があるので・・・

 

自然の摂理は、「入れたら出す」ですね。たとえば、車にガソリンを入れたら、動力となって車を動かすことに変わります。人間も栄養を摂って動き出すように創られています。これが自然なのですが、どうも現実の世界では、何かの知識を入れてしっかりと吐き出すことが出来ない人が大勢います。そのため、吐き出すトレーニングが必要になります。

これを大学職員に例えると、学会や勉強会・セミナーなど、様々な場所で入れてきた知識を上手く吐き出せない方が多数いることに気づきました。そんな方々の口々から出てくる話は、大学改革をしたいけど「上が悪くて」、「勉強しなくて」、「理解してくれない」などの言葉がならびます。気持ちはよくわかるのですが、アナタの中にあるその知識をしっかりと伝える努力をしていますか、相手が聞いてくれないのは、アナタにも責任があることを気づいていますか。と問いかけたくなります。

今回のFMICS例会では、いいたいことをいわせていただき、その中で参加者のみなさんの反応の良かった点を記します。私が常々思っていることは、同じ日本語を話しているのに相手に上手く伝えられないことがあるということです。その原因は、持っている情報の量や質が違うので、同じ言葉を使っても受け取り方が人それぞれ違ってしまうのです。だとしたら、やることは決まりますよね。相手にも自分の持っている情報を共有していただくことで解決策が見えてくるのです。そのために具体的に何をするのか?

私は新聞、本、雑誌、セミナーなどの資料から、気になるキーワードの所にラインマーカーを引きます。(なるべく短めに)それを情報共有したいと思う人(理事長や学長など)に持っていきます。そして一言、「お忙しいでしょうから、ラインマーカーの部分だけ読んでください」とお願いします。すると人間は、その周りにある文章も読んでしまうという習性があるらしいです。というわけで、これを繰り返し行うことで、情報共有は出来てきますし方向性も一致するはずです。ここまでできれば、後は会議などで相手を否定せずに発言すればスムーズに事は進むはずです。

私の辛口の友人Sさんが、最近は「外で元気な大学職員」が増えてきたと思います。といっていましたが、まさに外で元気を出して、うちでも元気を出していただきたいと感じています。大学改革を外で大きな声で話すのではなく、この方法で身近な仲間を作って情報共有する努力をした方が大学改革をスムーズに行えるはずです。SNSやツイッターでつぶやくのではなく、目の前にいる仲間と話をしましょうよ。綺麗な水も同じ場所に溜まっていると澱みますよね。結局は「入れたものを上手に出す」です。


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