おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

MUSIMUSI 2021/12/05 蝶生いろいろ・・・

2021年12月06日 13時43分15秒 | 虫さん
昨日は、ポッカポカ陽気のお散歩日和。
福岡では、今回で最後となる、
第75回福岡国際マラソンが行われた。
お散歩には良かったけれど、
走る選手たちにとっては、
暖か過ぎだったんじゃなかろうか?






ヒメアカタテハ


越冬態不定とされているけれど、
九州では成虫で越冬するのが、
多いのではないだろうか?


今年の春、最初に見かけた子は、
越冬の厳しさを物語るかのように、
翅ボロボロだった。



今のうちに栄養いっぱい取って蓄えて、
冬の寒さに備えなくちゃね。








ヤマトシジミは、成虫では越冬しない。


そもそも、その寿命は2週間ほどらしい。


この子の残された日々が、
穏やかなものでありますように・・・




穏やかな最期を迎えられなかった者も・・・

川岸を眺めていたら、
ハクセキレイがチョコチョコ歩いていた。
ああ、ハクセキレイか・・・と、
カメラを向ける気もなく眺めていたら、
いきなり飛び上がった!
え、フライングキャッチ!?
1回目は失敗。
慌ててカメラを向けた。


何かを、見事に捕らえた。
私は、見事にブレブレだけれど・・・(笑)


結構大きさの有る黄色い物体だ。


遠目には枯葉にしか見えないけれど、
そんなはずはあるまい。


この黄色い物体は、タテハ蝶か・・・?


咥えては落とし、咥えては落としを、
数回繰り返していた。


捕らえた獲物を弱らせているのだろう。


この見覚えのある黄色地に黒い模様・・・



ツマグロヒョウモンのオスだね。


ツマグロヒョウモンも、
成虫では越冬出来ない蝶。


残り幾ばくも無い蝶生だったろうけれど・・・


まさかこんな形で最期を迎えてしまうとは・・・


自然の厳しさ、逞しさを、
まざまざと見せつけられた思い。


ハクセキレイだって、いつ食われてしまうか?
そんな修羅場をくぐっているに違いない。