先週ある日の朝、
赤信号停車でふとルームミラーに目をやると、
リアウインドウの辺りを飛んでる虫さん。
蜂さんか?
虫さんを乗っけた記憶はないので、
車外だろう・・・と思ったものの、気になる。
車が停車する度、ルームミラーを凝視。
外じゃない! 中にいる!
そして、蜂さんじゃない。
スズメ蛾だった!
いったい何時、何処で乗って来た?
ともかく、仕事場に着くまで、
その辺でおとなしくしていておくれ。
仕事場の駐車場に到着。
いつも車内に常備している虫カゴに、
入ってもらおうとするけど、逃げ回る。
だけど、私のポロシャツに、ピトッ。
小さなスズメ蛾。
一見、縮れたような翅が特徴的な、
ホシヒメホウジャクだった。
とりあえず虫カゴに入ってもらって、
仕事場に連行。
無賃乗車なんだから、
少し観察ぐらいさせてもらっても、
いいだろ~(笑)
ホシヒメホウジャクは、
日本のスズメ蛾の中では最小クラス。
開張で35~40mm。
幼虫は、ヘクソカズラの葉を食べ、
成虫は、花の蜜を求めて昼間飛び回る。
飛んでいるのは、
きっと目にしたことはあるはず。
でも、小さいし、地味だし、
こんなにマジマジと眺めるのは初めて。
プラスチックケース越しってのは、
ちょっと残念だったけれど・・・
だって、出せ~、出せ~!って、
大騒ぎするんだもん。
はい、飛んで行って、いいよ。
翅、ブ~ン。
触角も、ブ~ン。
で、パッと飛んで行っちゃった。
また、どこかで逢えるといいね。