おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

★ 北斗の水汲み ★

2023年12月26日 14時55分42秒 | 



見出しの絵画は、
ゴッホの「ローヌ川の星月夜」の一部。
川の上で輝く北斗七星が描かれている。




「星めぐりの歌」のことを書いていて、
ふと、あることを思い出した。

実は、福岡では、
世にも珍しい北斗七星が見られるのだ!





ひしゃくの形をした北斗七星が、
水平線をかすめて通過し、
水を汲んでいるように見えるので、
「北斗の水くみ」と呼ばれる。
この光景は、
北緯33度から34度に位置し、
北に水平線がある場所でしか見えず、
その条件を満たすのは、
世界中で北部九州の一部のみ!





ゴッホが立って、
北斗七星を眺めたであろう場所は、
北緯43度あたりなので、
日本では北海道の根室辺り。
なので、そこから見える北斗七は、
水平線よりも高い所を通過する。
逆に、同じ九州でも、
鹿児島辺りから見た北斗七星は、
海にドッポンと浸かってしまう。


その光景が眺められる場所は、
福岡県の岡垣町と宗像市。



岡垣町は波津(はつ)海岸
宗像市では北斗の水くみ海浜公園
この公園、数年前に整備されたようで、
5年ほど前、道の駅に行った時には、
まだなかったと思う。



は、先月夕陽を眺めに行った場所。
そこからは北側の水平線は見えない。
夕陽目的だったから、
西から南よりの水平線が見える場所だ。

そして、そこからの帰路、
道の駅の前を通ったんだけれど、
「北斗の水くみ」のことなんて、
すっかり忘れていたし、
もちろん公園が出来ているなんて、
全く知らなかったし、
完璧にスルーして家路を急いだんだ。

11月下旬だと、
「北斗の水くみ」が見られたのは、
18時30分頃だったらしい。
あ~あ、
時間的にもちょうど良かったのに、
残念なことしたな~と後悔。

「北斗の水くみ」が見られる時期は、
9月から11月。
もう来年の秋まで、
お目にかかることは出来ない。
ぜひ来年は、
一粒で二度美味しいを・・・(笑)



時間など詳しいことは、
岡垣町観光協会のHPへどうぞ!



「北斗の水くみ」の動画 ⇩




   ★記事中の動画、画像等、
    岡垣町観光協会のHPより、
    お借り致しました。