土曜日、いつもの川辺へ。
クロツバメシジミのポイントを、
ウロウロしていたら・・・
いた~!
クロツバメシジミ!
ん? ちょっと待てよ。
なんか、違う感じがするんだけど・・・
クロツバメシジミより、
なんか濃くない?
濃ゆいと言うか、くどい、と言うか・・・
デジカメのモニターを見ながら、
暫し、???
あ! もしや・・・
これが噂のムシャクロツバメシジミ!?
すぐにスマホで色々とチェックして、
ムシャクロツバメシジミだと確信。
ちなみにコチラがクロツバメシジミ👇
似てはいるけれど、
ムシャクロツバメシジミより、
少しスッキリ(?)している。
ムシャクロツバメシジミは外来種。
ムシャは台湾の地名で『霧社』
園芸植物にくっついて輸入されちゃった。
2013年に、名古屋市内で初めて発見され、
2016年には、福岡市内でも発見。
以来、愛知と福岡限定で生息。
でも最近、
神奈川県内でも確認されているらしい。
福岡市内で見られると言うのは、
前々から知ってはいたけれど、
ついに来たか~!って感じ。
在来の近似種で準絶滅危惧種でもある、
クロツバメシジミとの交雑が懸念され、
名古屋市では駆除が行われたりもした。
でも、九州大学の先生によると、
両種はオスの交尾器に形態上の違いがあり、
交雑が起こる心配はないらしい。
とりあえず、良かった。
こんな可愛い蝶が駆除の対象になるのは、
外来種とは言え、ちょっと悲しい。
>こんな可愛い蝶が駆除の対象になるのは、
>外来種とは言え、ちょっと悲しい。
そうなんですよねえ。
放っておけば在来種が駆逐されるということもあるので、難しい問題だとは思うのですが、外来種とは言え、生きてることに変わりはありませんからねえ。
と、いつも思っています。
前記事のアメリカザリガニのように、
明らかに生態系へ悪影響を及ぼすのならば、
駆除も仕方ないかな、と思いますが、
そうでないのなら、
どうにかして共存出来たらいいな、と思うのです。
既に南方系の昆虫は、
日本本土を北上して来ています。
台湾産のこの蝶も、温暖化に伴い、
いずれ遅かれ早かれ自力でやって来るでしょう。
翅があるんですから、阻止できませんもんね。