歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

一宮駅にまた”駅ピアノ登場”

2021-03-28 15:17:19 | 日記
3月27日、愛知県一宮市
一宮駅の構内に”駅ピアノ”が登場しました。

28日の日曜日、昼ごろ買い物のついでに
まず、ちょっと様子を見に行きました。
子供さんが数人、演奏の順番を待っていました。

今日はチラシだけ頂くだけにしようと
スタッフさんに声をかけたら、
「演奏はいかがですか?」とすすめられました。

「子供さんたち、あんなに待っているから…。」
とためらっていると、
「演奏一人5分までだから、すぐ順番が来ます。」





検温、アルコール消毒、名前住所の記入と
なんだか、流れに乗せられてしまいました。
それが済むと、整理券をもらいました。

前と同じようにアップライトピアノが置かれています。
ピアノの向きは以前と違っていました。

本当に、小さい子供さんばかりだったので
思ったより早く順番が来ました。

持ち時間5分まで、というとこなので、
今日は長い曲は演奏できません。
そこで、シューマンの謝肉祭の中から
3曲、5分にまとめて演奏しました。





こういう時、小品の集まりで構成された曲は
便利ですよね。演奏、あっという間に終了。

たくさんの方々に聞いていただくことができました。
私の番が終わると、また子供さんの演奏でした。





その後、一宮駅付近で買い物しました。
和菓子屋、”大口屋”さんの期間限定の
”桜風味の麩まんじゅう”、”あんぷさくら”です。

うっすらとさくら色に染めた麩、
白餡の中に刻んだ桜の葉が入って、
やさしい味の麩饅頭になっています。
お土産にもとても喜ばれます。

買い物が終わって、今度は演奏を聴こうと、
”駅ピアノ”のところに戻りました。
え~っ、誰も演奏していない…。

スタッフさんに呼び止められました。
「もう一度、演奏いかがですか?」

はい、では、喜んで~!
大河ドラマのテーマ曲、”麒麟が来る”を
久しぶりにノリノリで演奏しちゃいました。



好きなことを仕事にするのはよくないですか?

2021-03-22 13:48:56 | 日記
最近、ネット上でこんな言葉がありました。
ある方が、”好きなことを仕事にするのはNG”
…と、ずっと家族に言われていました。

世の中ってそういうものかと…。
好きなことを仕事にするのを
ずっと諦めていましたそうです。

ところが、ある時ふと気が付きました。
それはずっと昔、古い時代のこと。
今はもっと違うのではないかしら?
その言葉に縛られていた自分を発見。

そこでその言葉から解放されるため、
今、少しずつ好きなことを仕事にする方向で、
チャレンジ中だとのことです。

それに対し、ほとんどの方が、
「そうだ、それは昔の古い考え方だ。」とか、
「魔女の呪いの言葉から解放されよう。」など
チャレンジを応援するコメントが多かったとか…。





私の周りにも、音楽一本で仕事するのは、
経済的に不安定だからと、公務員として
学童保育の仕事や小学校に勤務したのち、
「やっぱり、何か違う…。
自分は音楽一本でやってみよう。」と
再チャレンジする方もいました。

私自身は「好きなことを仕事にする。」に
賛成です。チャレンジ、応援したいです。

だれでも、好きなことであろうと
好きなことでなかろうと、調子いい時と
調子悪い時があると思います。

調子いい時は何をしなくてもいいのですが、
調子悪い時は、好きなことだからこそ
努力で乗り越えられるのではないか?





好きなことは、やり方を変えたり、
誰かと協力したり、いろいろ工夫して
道を切り開いていけるのではないか?

好きなことでなかったら、
簡単にあきらめてしまうことも、
好きなことなら、そこで
踏ん張ることができると思います。

試練を乗り越えた時にこそ、
成長があると思います。

ま、好きなことであっても、
それを仕事するということは大変です。
成功した人ばかりではないでしょうね。
趣味でやっているほうが楽しめるかも。

私はこのように感じています。
社会に出て仕事するということは、
「もし果物が好きだとしても、
その中に大好きな果物もあれば、
苦手な果物もあることでしょう。





社会に出るということは、その好きな果物、
苦手な果物をいろいろ盛り付けた果物籠の
果物を、好き嫌いなく全部
食べていくようなこと。」だと思っています。

好きなことを仕事にしていも、
どうしても苦手分野の業務が
セットになってやってきます。

私の仕事でいえば、確定申告です。
音楽一筋だった私にとって、
これ、一番やっかいな仕事です。

毎年、確定申告が終わると
心の中に春がやって来ます。
そして、次はいよいよ
春のコンサートシーズンです。









ピアノコンサート印刷物出来上がりました

2021-03-18 13:05:03 | 日記
前回ブログ記事でご紹介しました
登録有形文化財になっている会場、
愛知県一宮市、墨会館でのピアノコンサート
印刷物が出来上がりました。

ピンクの花柄、春らしいデザインです。
市販のテンプレートを使った手作りです。
だれでも簡単に作れるそうです。
出来上がった印刷物、関係者にお配りしています。

3月も土曜日の午後からの小さな会場での
ミニコンサート開催しています。

次に出演するコンサートは3月20日
土曜日の午後4時15分から30分間です。

3人の出演者がロマン派のピアノ作品を演奏。
そのうち一人はショパン、もう一人はリスト、
そして私がシューマンの作品を演奏します。

司会者さんと当日の打ち合わせをしました。
お客さまには小学生もいるので、
小学生にもわかる解説をしたいとのこと…。


会場近くのケーキやさんで打ち合わせ


「”愛の夢”、”献呈”を演奏されるAさん、
この曲作ったリストっていう作曲家、
一言で言ってどんな人ですか?」

「そうですね。リストってピアノの達人、
超難しい曲を自作自演、楽々と弾きこなし、
それをみんなにアピールしていました。」

「”俺のピアノ、すごいだろ~!”
”俺って天才かも…!”」って印象に
思われがち…。実際、本人も
そう思っていたかもしれないよね。」

「そんな一面もあるのですが、
晩年は、宗教の世界に入り、神学を修め
派手なパフォーマンスとは無縁の曲も…。
宗教曲もたくさん作っています。」
そんな言葉がありました。

「シューマンの作品を演奏される
歴女ピアニストさん、シューマンって、
一言で言って、どんな印象ですか…?」

「一言で言って…。
私はシューマンはかなり”変人”だと思います。」




「ではどんなところが”変人”…?」

「ピアノ上達のため、弱い指をトレーニングしようと
自分で工夫して、変な器具を作っちゃった。」

「それでかえって手を痛め、結果的に
ピアニストの夢を絶たれてしまった…。
普通の人は、こんなことはしないでしょ。」

「今度演奏するシューマンの作品、謝肉祭の中にも
シューマンの変人的要素、いっぱいあります。」

「題名だけあって、実際は演奏しない
”スフィンクス”という曲もあります。
普通の人はそんなことしないです。」

「また普通、”ドイツ風ワルツ”と訳される
”ワルツ・アルマンド”という曲なのですが、
”アルマンド”という曲は、古くからある舞曲で
4拍子のものなのです。」

「3拍子のアルマンドなんて…!
”ワルツ・アルマンド”なんてありえない…!
シューマンがイメージで作り上げた、
まったく架空のシロモノです。
私の先生が力説していました。」

「そして極め付きは…!
クライマックスの行進曲です。
3拍子の行進曲なんてありえない…!
どうやって行進するのだろうか…?」

「これらはシューマンの心の中だけにある
架空のものです。シューマン、変人です。
でも、その”変人”ぶり、面白いです。」

さて、”変人”シューマンの魅力を
どうやって上手に皆様にお伝えするか…!
コンサートまで追求していきたいです。









墨会館での春のピアノコンサートのお知らせです

2021-03-11 13:23:10 | 日記
愛知県一宮市、尾西小信公民館、登録文化財
”墨会館”でのコンサート、今年も開催決定、
出演決定しました。現在、印刷物作成中です。

4月3日(土)、4月17日(土)
どちらも午前11時から12時までです。

入場無料、全自由席。いつものことながら
アットホームな雰囲気のコンサートです。





文化財になっている建物見学のついでに
立ち寄って、演奏を聴いていただけると
出演メンバー一同、嬉しく思います。
皆様のお越しをお待ちしております。

さて、東日本大震災から今日で10年です。
あの時、私は何をしていたか…。

自宅で受験生のレッスンをしていました。
国立大学の教育課程の実技課題をレッスン。
前期試験で緊張のあまり失敗したそうなので、
後期の試験で、再度挑戦のレッスン生でした。

受験直前の最終レッスンです。
曲はベートーヴェンのソナタでした。

レッスンの途中、ぐるぐると
目が回りだしました。これはやばい…!

ついに私のところにも更年期障害がきた…?
いや、受験生レッスンからのストレス…?

そう思っていたら、
家族のみんなが、「地震だ~!」と叫び、
ハッとしました。とっさに何もできず
揺れが収まるまで立ち尽くしました。

その後、TVで東日本が大変なことに
なっている悲惨な報道が次々と…!

とりあえず受験前最後のレッスンなので、
TVを見るのはちょっと中断して、
レッスンを最後まで続けました。

ちなみにその受験生さんは、
後期の試験で見事合格されました。
前期不合格の学校に後期で合格するとは、
奇跡的なことだと言われました。

さて、震災後10年という節目の年なので
新聞やTVで東日本大震災のことが
大きく報道されていますね。

そういえば、しばらく忘れていた話を
最近になって、思い出しました。

「名古屋城の屋根にある金シャチが
何かの理由で地上に降ろされた時には、
地震に気を付けるように…。」

以前、そんなことを名古屋の霊能者が
言っていたようです。
現在、名古屋城の金シャチは
地上に降りているようです。

まぁ、この類の話ってよく聞くけど、
なんの根拠もない話ですよね。
霊能者の予言や占い師の占い、
当たらないことが多いです。

でも一方で地震の前触れのようなことが
最近起きていると聞きます。

東日本大震災の前に、被災地周辺で
大量の魚が浜に打ち上げられたそうです。
最近、同じようなニュースを聞きました。

東日本大震災から10年経った今、
忘れそうになっている防災について
もう一度、考えてみるべきかも…。

そこで、今日は防災用品持ち出しのための
”防災リュック”の点検をしました。
地震、起こらないことを祈ります。








ピアノ連弾、コンサートに向けて練習スタート!

2021-03-04 14:21:21 | 日記
緊急事態宣言が解除になったので、
ピアノ連弾の練習を再スタートしました。

4月4日、愛知県豊明市でのコンサート、
4月25日、愛知県名古屋市での
コンサートに向けて、選曲しました。





一宮市にお住いの連弾パートナーさんは
ジュニアクラスの指導に力を入れています。

そこで、ピティナコンペティションの課題を
私たちもコンサートで演奏することにしました。

自分も実際に課題曲を弾いてみることで、
その体験を指導に生かせないだろうか…?
そんな思いで取り組むとのことでした。

名古屋市にお住いの連弾パートナーさんは、
タイプの全く違う私と組むことで、
新しいものを生み出せるのではないか…?

”名古屋嬢”そのもののエレガントな彼女と
戦国武将にハマっている私との音楽は
なかなか面白いものになりそうです。
お互いが刺激になるといいいですよね。

連弾は、選曲の相談から、
合わせ練習から、なかなか楽しいです。
でも、2人が合わせる時間を作るのが
難しいといえば、難しいかな…。

独奏の時とはと違った音楽が生まれ、
どんどん広がっていく感じがいいです。





曲の相談の後はおきまりのティータイム。
この日はちょうど、一宮名鉄百貨店で、
月に1回だけ売り出される
”一(はじめ)餅”の販売日でした。

これは、2軒の和菓子やさんが、
1か月交代で、普段売られていない
オリジナル和菓子を販売するもの。

毎月1日が販売日です。
今月は、わらび餅で有名な
”明けや”さんのヨモギの和菓子でした。





この日、一日だけ販売される和菓子は、
こしあんのヨモギ餅。上品な味です。
そしてヨモギ蒸羊羹。見た目もきれい。
これ、とてもおすすめです。

さて、ティータイムの後、
そろそろ練習に入りましょうか。