コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。
2022年も夏休み、小さな会場での
ピアノコンサートが開催、出演しました。
お客さまは完全予約制、一般家庭での
30分間のピアノミニコンサートです。
このところ、3年間毎年出演しています。
会場は愛知県一宮市。毎年一宮七夕祭りに
合わせて開催されるので、JR尾張一宮は
七夕飾りで美しく彩られていました。
まだリハーサルの時間までゆとりがあったので
尾張の国一之宮、真清田神社に参拝しました。
コロナの収束を祈ります。そして会場へ。
お客様は3組限定。ある意味、とても贅沢な
コンサートです。お客様に近いところで
演奏するので、ちょっと緊張しますね。
実はコロナ感染者が増え続けている現在、
開催するか、中止するか、延期するか
主催者さんはとても迷ったそうです。
でも一宮七夕祭りの方も、感染対策を
徹底しながら、開催されているので、
それに合わせて開催を決めたそうです。
3組のお客様には、小学校低学年の
子供さんもおいででした。
毎年夏休みは、小学生の方もおいでに
なるので、小さい方にも聞きやすい
小品ばかりのプログラムにしています。
アンコール曲は、「ミッキーマウス・マーチ」
「さんぽ」これが一番ウケたようでした!
本当は今日のアンコール、「鎌倉殿の13人」の
メインテーマを弾く予定だったのですけれどね。
「鎌倉殿の13人」まだ一度も公開の場で
演奏していません。弾いていて楽しい曲です。
聞いて下さる方にも楽しんでいただきたい!
ま、これからですね!
秋のコンサートシーズンの、演奏曲の中に
ベートーヴェンの「32の変奏曲」を
入れることを予定しています。
この曲は大学2年生の前期試験で、
一度、演奏したことがあります。
その時の記憶が少し残っていました。
大学2年の夏休み、本気を出して
練習していました。毎日かなり
ハードな練習だったです。
さて、この曲は演奏時間だいたい
12、3分の長さの曲です。
一応試験なので、全員の学生を公平に
採点するためでしょうか?
試験の2週間前になって、
こんな指示がありました。
「演奏時間10分以上の曲を演奏する人は
ステージ出入りを含めて、
10分以内に収まるよう
曲をカットして演奏するように。」
試験前のレッスンでは、曲の細部の表現に
関して、先生の徹底した指導があるのですが、
この時は、そうではなかった。
32曲の変奏の中で、どの曲をカットするか
そして、どう構成していくか、その相談です。
先生は、「そんな何の変哲もない曲、カットして、
得点に結びつく曲をたくさん入れなさい。」
ここで「得点に結びつく曲」という言葉が
出たことに驚きました。
ま、音大というのは、ある意味厳しい
競争社会なので、そのような言葉も自然に
出るのかなぁと、納得できないこともない。
でも、譲れない部分もありました。
私は、「難しい曲を必死で弾く間に、この
曲を入れたいです。何の変哲もない曲でも
ゆとりできれいに表現できたら、
難しい曲と難しい曲との間で、かえって
生きるのではないでしょうか?」
そんな話し合いがあって、ステージ出入り
含め10分以内に曲をまとめました。
友達の間では、案外このカットバージョン
好評でした。とてもコンパクトに要領よく
まとめてあると言われました。
いや、評価されたのは、カットバージョンの
作成に関してです。演奏自体じゃないですよ。
演奏そのものは、どうだったのでしょうか?
微妙だったでしょうね。
秋のシーズンは、その時演奏したカット
バージョンで弾いてみようと思っています。
今度こそは演奏で評価されたいなぁ。
久しぶりの曲、素敵に表現して皆様の
心に届く音楽を!
前のブログ記事でお話した中学校の合唱
コンクールの伴奏オーディションを受けたい
という中学生の方のレッスンを頼まれた話の
続きです。昨日、レッスンしました。
お母さまに付き添われてやってきたのは、
毎日サッカーの練習に明け暮れる
まだ幼さが残る感じのサッカー少年でした。
サッカーの練習が忙しく、この4年間
ピアノから遠ざかっていたそうです。
合唱コンクールの伴奏の曲は、
かなりの長さがあり、「合唱」が主体、
ピアノは単なる「伴奏」なのですが
聞かせどころも見せ場も十分にあります。
伴奏は16分音符の早い動きが多く、
転調も多い曲です。まだ最初の2ページ
まで練習しただけだ、と言っていました。
「ではそこまで、弾いてみましょう。」
あ~ら、4年のブランクがあって、全く
ピアノを弾いていなかったのに、なかなか
いい感じです。これはいけそう!
難しいところを何か所か、取り出して、
時間をかけて、じっくりレッスンしました。
練習のコツを教えると、すぐに理解してくれて、
難しいところも、1回のレッスンでかなり
楽に弾けるようになりました。
能力がありそうに思えたレッスン生には、
初心者さんだろうが、ブランクさんだろうが、
手加減しないのが私のレッスン。
久しぶりの、いつもの先生と違うレッスン。
本人、このレッスンで、さぞかしお疲れに
なったのではないかと思いました。
レッスンが終わって感想を聞きました。
とても収穫あったし、なによりレッスンが
「楽しかった。」との感想をいただきました。
合唱コンクールの伴奏、本当にやれるか
心配だったそうですが、「やれそう!」と
思ったそうです。
でも曲の残りは、まだ何ページもあります。
そこで、その先の説明をしながら、一緒に
方手ずつ難しいところ中心に練習してみました。
なかなかいい感じです。これらなやれる!
ピアノ伴奏、大きな夏休みの宿題ですね。
コロナ禍で、最近は歴史講座やイベントで、
歴史トークと演奏を聴いて頂くチャンスが
減ってしまいましたが、私も、それとは別の
活躍の場が与えられたようで嬉しかったです。
1学期の終業式の日、もらってくるもの。
通知表、そして、秋に開催される
合唱コンクールのピアノ伴奏譜です。
1学期の終業式の日に合唱コンの伴奏に
チャレンジしたい人は楽譜のコピーを
もらいます。夏休み中に練習します。
伴奏者は1クラスに1名だけなので、
複数の人が希望すると、夏休みの出校日や
2学期の初めにオーディションがあり、
1名が選ばれることになります。
合唱コンクールのピアノ伴奏は、だいたい
曲が楽々こなせる程度のキャリアがあって、
毎日の練習時間をきちんとキープできて、
腕に自信のある人(?)がチャレンジします。
でもたまに、最近ネットを見ながら独学で
ピアノ練習を始めた人や、小学校の高学年で
何らかの理由でピアノを中断した人なども
チャレンジすることを話に聞いています。
合唱コンの伴奏は今の世の中、YouTube
動画を見ることができる。これを見て参考に
することができるので、初心者さんや、
ブランクさんにも、チャレンジし易く
なっているかもしれません。
私のところにも、引っ越しによりピアノを
中断して、4年ほどブランクがある方の
保護者さんから問い合わせがありました。
「伴奏、やってみたい気持ちはあるけど、
本当にできるかどうか、わからないと
本人が心配しています。一度伴奏の曲の
レッスンを受けてみたいそうです。
レッスン時間を作ってもらえますか?」
とのことでした。
こんな問い合わせは本当に久しぶりです。
もちろん、何かお役に立てたら!と思い、
まず伴奏の楽譜を届けてもらいました。
来週中にレッスンをする約束をしました。
弾いてみました。この曲の伴奏、
なかなか難しいみたいに思います。
私の中学時代を思い出しました。
合唱コンの伴奏、私も毎年やりましたよ。
3年の時、自分のクラスが全校1位に
選ばれたことは忘れられません。
今は何人もの人がオーディションに
参加するので、伴奏者に選ばれること
自体が、昔より難しいようですね。
合唱コンの伴奏者に選ばれると、だいたい
音楽の成績は”5”が付くと言われています。
本当だろうか? 伴奏に選ばれたことと
音楽の成績は直接関係するのでしょうか?
ま、それはいいとして、合唱コンの伴奏を
することは、中学校時代のいい思い出に
なります。ぜひ、チャレンジしたいですね。
私もチャレンジ、応援します!
久しぶりに一宮駅ピアノ弾いてきました。
一宮七夕祭りで知られる一宮駅ですが、
7月17日現在、駅周辺の七夕祭りの
飾りつけはまだのようですね。
一宮駅の駅ピアノは、駅ピアノ138と呼ばれ
ちょっと珍しいシュベスターのピアノです。
以前とピアノの向きが変わったみたいです。
ストリートピアノでは、日曜日など
弾きたい人がたくさんいると思うので
演奏時間10分以上の曲は長いかな?
休日など、混雑時に演奏するのに
5、6分のレパートリーがあると
いいかもしれないです。
今日もそんな感じでたくさんの人が
待っていました。自分の番が来て、
5.6分の曲を演奏します。
長すぎず、短すぎずの曲です。
暑い中、足を止めて演奏を聞いて
下さった皆様から、暖かい拍手を
いただきました。感謝、感謝です。
帰りに駅近くの喫茶店に立ち寄りました。
駅ピアノから徒歩2、3分のところにある
”万葉人”というお店です。
白玉と餡の入った抹茶ソフトクリームを
注文しました。
このお店は、コーヒー専門店ですが
抹茶スイーツもとてもよかったです。