コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。
2024年の春祭り、武将隊パレードの
ために作曲して、電子ピアノで演奏して、
録音。祭りでパレードに合わせて流した
音楽をピアノソロに編曲してみました。
特に、どなたかからリクエストがあって
編曲したのではなく、自分自身で弾いて
楽しむために作ってみました。
春祭りで1回で終わりにしないで、
形に残しておこうと思いました。
主要なテーマは5種類ほど作りました。
このテーマを使って、その時の気分で
即興的に演奏していくのもいいです。
もちろん、どこかで演奏するラッキーな
チャンスに恵まれたら、応じます。
その時の持ち時間に合わせて、いろいろ
自由に演奏してみようかと思います。
ふと、そんなことを考えていたら、
コンサートで演奏する話が持ち上がり
10月20日のコンサートで演奏曲の
1曲に加えることになりました。
嬉しいお話でした。
チラシ、プログラムに曲名載せるので、
曲のタイトルは?と聞かれました。
「2024春祭り武将隊パレードの曲」
ではちょっと面白くないですね。
「武将隊のマーチ」?
「レッツゴー 賤ケ岳」?
「戦国時代のテーマ」?
何かいいタイトル考えてみます。
2024年4月6日、春祭りのパレードの
音楽を収録しました。4年ぶりに行われる
祭りのパレードで街宣車が流す音楽です。
以前、祭りのパレードでは映画音楽などの
曲を流していたり、パレードの団体の説明を
アナウンスしていたそうでした。
今年だけ一度、ここだけのオリジナル曲を
作って流してみては、と提案されたそうです。
そこで私がパレード曲を作ることになり、
作曲しました。そして、収録することに。
これ、私にとって大きなチャレンジです。
音楽スタジオで、プロの方の手によって
録音するといいのですが、どうしても
時間の制約があります。それに…。
お金をかけて、プロの手で作っても
それに関わったみんなが納得する
仕上がりになるとは限りませんでした。
関わったみんなが納得するものに!
そして、費用もできるだけ抑えたい。
できるだけ「手元にあるものを使って」
「できるだけお金をかけないで」
でも、「時間と手間はたっぷりかけて」
納得できるものを作ることにしました。
収録は、私のピアノ室で、4月6日土曜日、
16時からスタートしました。
この辺りは桜が満開。お花見日和でした。
祭の責任者の方と祭の音楽担当者の方、
2人がこちらまで出向いて下さいました。
まず祭の音楽担当の方からいろいろ希望を
伺いました。「こんなイメージで」と以前に
使った映画音楽も聞かせてもらいました。
ピアノの音色はパレードの音楽に向かない
ので、私の持っている電子ピアノを使って
ストリングスの音で演奏してみました。
まずそれで録音してみようということに
決まり、演奏スタートとなりました。
楽器は古くてシンプルな電子ピアノです。
「全体にもう少しアップテンポで」
「第1テーマと第2テーマのコントラストを
もっと強調してみては」
「前奏と第1テーマを1オクターブ下げてみて
そうすると長調に転調した第2テーマの
高音がもっと生きてくるのでは」
「第2テーマを少しだけゆったりめに、
サビのように響かせてみては」
何回も演奏して、録音を聞いては修正。
なるほど、演奏している本人の気づかない
いろいろなことがあるのですね。
聞く側の方の意見を参考にしながら、
何回も試してみてました。
だんだん形になってきました。
途中、宅急便のお兄さんが配達に来て、
せっかくうまくいった録音が中断。
また携帯電話が鳴ったり、せきが出たり
録音、何回もやり直しになりました。
その結果、ほぼ関わった3人とも、
納得できる、イメージ通りのかっこいい
パレードの音楽が収録できました。
こんなシンプルな電子ピアノでここまで
できるなんて!ちょっと驚きでした。
時刻は夜の19時過ぎになっていました。
祭りのパレードは4月20日の土曜日、
午後からの予定だそうです。録音した
音源をパレードを先導する街宣車が
流していくそうです。
せっかく作ったのに、祭りのパレードで
1回流すだけではもったいない。
この音楽、祭りが終わっても何かに
使えないだろうか?
祭りの責任者の方がそう言ってみえました。
私にとって本当に嬉しい言葉でした。
7月16日、日曜日、岐阜県のお寺の行事で
演奏することになりました。段々本番の日が
近づいてきました。
以前から頼まれていた作曲、完成しました。
ご当地ヒーロー、戦国武将を讃える曲です。
なかなかカッコいい曲になりました。
2週間ほど前のことです。
主催者さんに作曲したての曲をピアノで
演奏した動画と楽譜を送信しました。
するとまた、1週間前に連絡があり、
当日、サックスを演奏される方を
呼んでいるのでこの曲を合奏したら
どうだろうか、という話に発展しました。
すぐサックスの方と連絡をとり、
当日、合奏する話が決まりました。
管楽器との合奏は本当に久しぶりです。
また、サックスとの合奏も初めてのこと。
とても楽しみです。
一方、歌の楽譜を清書しました。
歌の得意な方に歌ってもらい、
歌いにくいところはないか、
歌詞とのつながりが不自然な
ところはないか、速さはどのくらいか
チェックしてもらいました。
後は、伴奏譜の清書です。
あと一息で完成となりました。
また主催者さんから連絡がありました。
当日、二人で甲冑を着用して演奏したら
どうだろうか?と提案されました。
サックスの方は、甲冑作り同好会の
会員さんだとのことでした。
戦国武将になった気分で演奏?
なんだ話がとんでもないところに
発展しました。面白いことに
なりそうです!
時々、面白い仕事が舞い込んできます。
音大を卒業したばかりの頃のことです。
日本の「ラジオ体操第1」を海外にある、
ある会社の工場で、現地の従業員に
仕事前にやらせたいということでした。
私がラジオ体操の音楽をピアノで
演奏したものに、現地の言葉(外国語)で
「ラジオ体操第一~、ようい~」
と言葉を入れたものを作りたいとのこと。
「私でよければ。」と引き受けました。
それは当時、市販されてなかったです。
いや、今でもあるのかしら???
ラジオ体操の音楽をピアノで演奏したのは
それが初めてでした。楽しい仕事でした。
私に面白い体験をさせて下さった
依頼者さんに今でも感謝しています。
それにしても、私が演奏したラジオ体操の
音楽は、いつまで海外の工場で
使われていたのでしょうか?
また、宗教団体からその宗教の教祖さまを
讃える歌の作曲を依頼されたこともありました。
作曲は専門外だから、とお断りしましたが、
一応、作ってみました。でも、教祖様のこと
よく知らない私が作ったもので大丈夫?
「こういう曲は教祖さまのことを
よく知っている、熱心な信者さんが
作曲されたほうがいいと思います。
信者さんの中に音楽ができる方が
あるのではないでしょうか?」
とお伝えしました。納得してもらえました。
2021年に、「町おこしの武将隊」の演武
ステージで使う「武将を讃える歌」の作曲を
依頼されました。それから1年半たちます。
歌詞はもう出来上がっていました。
作曲は専門外なので、なかなか難しいです。
「武将隊の曲」なので、かっこよく
勇ましい感じにするのが決まりですね。
1番の歌詞にも、2番の歌詞にも
3番の歌詞にもマッチした音楽で、
歌いやすく、覚えやすい曲、難しいです。
でも、イメージがかなり形になってきました。
他の武将隊の音楽もリサーチして
時間をかけてり仕上げていきたいです。
「急がないから、じっくり楽しんで
曲を作って下さいね。」
と依頼者さんに言われました。
本当に、この言葉に感謝です!
8月23日に開催されるお寺のイベントの
ステージで公開する”メロディ朗読”作品。
昨年は、私が朗読と音楽、一人二役で
務めさせていただきましたが、今年は
朗読の方に来ていただけるようになり、
私の演奏と合わせることになりました。
お盆休み中に練習と打ち合わせです。
朗読と音楽を合わせてみました。
今年のお盆は大雨が続いたので
落ち着いてじっくり練習できました。
朗読と音楽のコラボレーション、
名付けて”メロディ朗読”作品は、お寺に
伝わる物語をベースに作成しました。
文章を作るのも、音楽を作るのも素人です。
素人が素人なりに、手間暇惜しまず
楽しみながら作った、手作り作品です。
イベントと言っても、戦国時代の人物の
法要を行うのですが、400年以上前に
亡くなった方なので、”供養祭”と呼ばれ
一種のお祭りとして毎年開催されます。
法要の中で読経とか太鼓の間に、
”メロディ朗読”作品が入ります。
これ、ちょっと珍しいようですね。
さて、朗読の方と音楽とを合わせる
練習をスタートしました。
地元FM局で長年、地元に伝わる民話の
朗読をされていた方です。
いつもお寺にはキーボードを持ち込んで
演奏しています。練習もピアノではなくて
本番と同じようにキーボードで演奏します。
お話は戦国武将の生涯です。そんな
お寺のイベントでの朗読がぴったり、
落ち着いた雰囲気の語りでした。
合わせるのは本当に久しぶりでした。
初めて合わせてみたのに、最初から
思ったよりよくできました。
素人作ったの文章の足りないところは
朗読の方の語りで上手にカバーされる。
そんな感覚がありました。そして、
音楽が入ってお話を盛り上げます。
当日、素敵なステージになるように
これからも練習を重ねていきたいです。