コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。
12月に引き続き、1月は22日(日)に
ピアノサークルに参加しました。
今回演奏したのは、近くに古戦場のある
会場です。近くに古戦場のあるホールって
案外たくさんあるのですね。
ピアノ仲間のお宅に近いホールもそうですし、
ピアノ合宿のできる風光明媚なところにある
ホールも、古戦場から近い場所です。
今回の会場、近くにある古戦場の方は、
時間の都合で行けませんでしたが‥。
会場のピアノはYAMAHAのフルコンでした。
弾きやすいピアノで低音の響きがいいです。
今日はピアノ独奏曲ばかり、5曲で
20分以上の演奏になりました。
どんなに盛り上がっても低音は鋭くて
硬い音なってはならない…。
ノリノリで演奏しても、心のどこかで
「客観的に見ている自分」がいるように。
普段言われている先生のアドバイスが
ここに来ると身に染みてわかります。
ピアノサークルの参加は、本当に真剣に
ピアノに取り組む貴重なチャンスですね。
参加するたびに、ちょっとずつですが
成長できるような気がします。
ところでピアノ仲間に「あなたも
ピアノサークルを主催してみたら。」
と、ずっと言われ続けています。
でも、誰かが主催する会の仲間に
入れてもらったほうが楽なのですよね。
また5月に開催するピアノサークルに
声をかけていただきました。
今年、自分でもやってみようかな~。
「いつやるの?今でしょ!」という言葉が
以前、流行りましたよね。
会場はどこにしようかな~。
今、愛知県犬山市にある小ホールが
ふと思い浮かびました。
では、前向きに検討してみましょうか?
ピアノ仲間の先輩に「古戦場のピアニスト」と
呼ばれている方がいます。
「戦場のピアニスト」じゃないですよ。
「古戦場のピアニスト」です。
彼女はある有名な古戦場ある場所に
お住まいです。昔、古戦場だったところも
今は閑静な住宅地となっていました。
「今は普通の住宅地。ただ地名にその面影が
残っているよね。この地区にある”皿池”という
地名、もともとは”皿”じゃなかったそうだよ。
”皿”という字によく似た、ある文字だった。
戦国時代、ここで激しい戦闘があったらしい。」
「この家の地下深くに誰か戦闘の犠牲者が
埋まっているかもしれないね。
でも、私のピアノを聴いて心安らかに
成仏してね、と思って練習しているよ。」
「いや、古戦場のピアニストさんの
カッコいい英雄ポロネーズ聞いたら、
ここに静かに眠っている武将さんは、
ああ、蘇って、もう一度戦場で
戦ってみたい!と思うかもね。」
「でも古戦場なんて、どこにだってあるよね。
戦国時代なんて、日本中で戦いがあった
じゃない?みんな知らないだけだよ。
言ってみれば、私も、あなたも、みんなも
古戦場のピアニストなんだよね。」
確かにそう言われてみると、そうかも。
でも、「古戦場のピアニスト」さんの
家の近くにあるホールに行く道の途中、
何かちょっと怖い場所がありました。
「そう、そこなんだよ!古戦場激戦地!」
他にも通るとちょっと怖い感じの道って
あります。これ、考えすぎですか。
古戦場跡にホールが建っていることも
ありました。あるコンサートに出演した時、
出演前に主催者さんの挨拶がありました。
「その昔、ここで大規模な戦いがありました。
ホールは最大の激戦地跡に建っています。
今日はお彼岸です。今日のコンサート、
少しだけ、戦いの犠牲者を供養する気持ちを
入れて演奏していただけると有難いです。」
その会場、楽屋には私一人のハズなのに
誰かがいるみたい。楽屋のピアノで
本番前に練習していると、誰かが
聞いているような気配があったのです。
気のせいです。古戦場、気にしすぎですね。
コンサートが始まりました。
会場は満席。本番はあっという間でした。
とても暖かい気持ちで聞いて下さる
お客様の姿を感じて演奏できました。
もしかすると、戦いの犠牲者の方々にも
聞いていただけたのでしょうか。
私も「古戦場のピアニスト」ですか?
岐阜県大垣駅に駅ピアノが設置された!
と聞いたので、弾きにいってきました。
大垣駅で下車するのはピアノ弾きこみ
ボランティア参加以来、ひさしぶりです。
大垣駅で下車して、改札口を出ると、
ピアノの音が聞こえてきました。
「あるある、駅ピアノ」ですね。
ピアノの音の聞こえる方角に歩いたら、
駅ピアノ、すぐに見つかりました。
ピアノの音、駅によく響いています。
さて、弾き心地はどんなでしょうか?
通路に面して置かれていました。
アップライトピアノです。
昔、流行った曲が流れてきました。
なんという題名の曲だったかしら?
前の方の演奏が終わりました。拍手!
それでは私も演奏しましょう。
新年のレパートリーは、エキゾチック組曲
”日本の春”より、”春の海”~”さくらさくら”を
取り出して、さらにアレンジを加えたもの。
そしていつものレパートリーから1曲。
暖かい拍手をいただき、次の方に交代しました。
大垣という街は、案外寒いところらしい。
ピアノのある場所もかなり寒かったです。
手がとても冷たかったけれど、頑張って
コートを脱いで演奏しました。
ピアノの設置された場所は、通行する方が
とても多いところです。足を止めて聞いて
下さる方も多いかも。聞いて下さった皆さん、
寒いところ、ありがとうございました。
「大垣駅付近にはもう1か所ストリート
ピアノがあるよ。」と前に演奏されていた
マニアさんらしき方が教えてくれました。
「多目的交流イベントハウス」
というところでした。
では、行ってみましょう。
大垣駅からは歩いて10分ぐらいでした。
茶色の古いアップライトピアノでした。
YAMAHAの古いものですが、とてもレアな
高級機種だそうです。
椅子の高さが調節できないタイプでした。
建物の中に設置されているので、
たくさんの通りがかりの方に
聞いていただくことはできませんが、
エアコンがきいていて、寒くないです。
ここのピアノはピアノサークルのために
貸出もできるようです。1時間210円
プラス暖房費210円だそうです。
5~6人のグループで演奏する時は
気兼ねなくできますね。
ストリートピアノの仲間が、各地で
ピアノサークルを主催しているとの
話を聞いています。
「ピアノサークルやってみたら?」
と、みんなに言われています。
そう言われると、なんだか
ちょっとその気になっちゃいますね。
私もやってみようかな!
ここでも前に演奏されていた方が、
「大垣駅にもストリートピアノが
設置されたよ。そこも行ってみたら?」
と、教えて下さいました。
大垣のストリートピアノの皆さん、
とても親切でした。ありがとう!
今日は成人の日、街に振袖姿の若い人たちが
いっぱいです。男子は比較的地味だけど、
中には、まるで漫画に出てくる前田慶次(?)
みたいな”傾奇者”スタイルでキメてる人もいて、
面白い。思わずじっと観察してしまいました。
私の時代、成人の日は1月15日でした。
振袖姿は今と、さほど変わらないようだけれど
ヘアメイクの雰囲気は、とても変わっています。
ヘアメイクがすごく進化して華やかになった。
さて、私の成人式の頃、とても忙しかった
思い出が残っています。ちょうどその時、
海外のカリスマ指導者の先生が来日しました。
私の大学でも学生の中から、代表者が選ばれ
公開レッスンを受講することになりました。
代表者は多分3,4年生が選ばれるだろう。
まだ大学2年の私は、多分今回は選ばれない
だろうけれど、公開レッスンの申し込みだけは
するように、担当の教授から言われました。
ダメ元で申し込みをしておきました。
ところが、運よく選ばれちゃったのです。
1月になってから教授から連絡があって、
これは、大変なことになった!
それから毎日、家で練習漬けでした。
嬉しい悲鳴です。
本当は成人式どころではなかったのですが、
成人式、一生に一度のことなので、出席。
式が終わって、担当の先生のレッスンを受け、
また家で練習。あわただしい成人の日でした。
公開レッスンは成人の日から5日後の
1月20日でした。記憶に残るレッスンでした。
演奏したのは、2年の後期試験で演奏する
メンデルスゾーンの”厳格なる変奏曲”でした。
テーマの音の出し方について、先生から
1音1音、美しく響かせるように言われ、
早いパッセージの技術を磨くことばかりに
囚われていた私は、思わずはっとしました。
ま、今思えば、若かったですからね。
その時、レッスンで教えられたことは、
今でもよく覚え、大切にしています。
素晴らしいチャンスを与えられたことに感謝。
公開レッスン、今でも忘れられない思い出です。
成人の日が来るたびに、公開レッスンのこと
思い出します。そして心の中にバリエーションの
テーマが流れていきます。
この公開レッスンで得たことを次の世代の
みなさんへと受け渡していきたい!
そんなことも思うようになったこの頃です。
今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末、鎌倉のピアノサークル参加の時、
鎌倉芸術館に行きました。
下車する駅はJR大船駅でした。
この駅で下車するのは初めてです。
新幹線は小田原で降りて在来線に乗り換え。
小田原からJRの各駅停車の列車に乗るのも
初めてです。景色を眺めながらのんびりと。
各駅停車の列車に乗って気が付いたこと。
駅それぞれ、列車の発車メロディが違う!
自分達の住んでいる地区はみんな同じ
ようなパターンの発車メロディなので、
これがとても新鮮に感じました。
小田原は「おさるのかごや」
河津は、「みかんの花咲く丘」
二宮は、「朧月夜」
どこかで聞いたことのある昔の唱歌です。
唱歌がよく使われているようですね。
大磯は、題名はわからなくて、
「よくあるパターンの発車メロディ」
平塚は、「たなばたさま」
茅ヶ崎は、「題名はわかならいけど、
どこかで聞いたことのある音楽」
辻堂は、「われは海の子」でした。
ところで、昆虫採集するみたいに、
駅の発車メロディを録音して採集(?)
している子供さんもいると聞きました。
発車メロディ、同じようなパターンの
音楽なのに採集する意味あるのかなと
思っていましたが、これだけいろいろな
メロディが使われているとなると
採集したくなるかもしれないですね。
さらに驚いたことに、今の時代、
ネットで「駅の発車メロディ」と検索
すると、いろいろな駅の発メロを
簡単に聞くことができるのです。
年の初めにあたって、
「いつか自分の作曲したメロディが
どこかの駅の発車メロディに
使われることがあればいいな~。」
そんな夢みたいなことを
考えてしまいました。
たとえば、風光明媚でのどかな
ローカル線の小さな駅に自分の作曲した
メロディが流れるとかね。
あ、それよりも歴史講座での演奏が
早く復活して欲しいですね。