「まちあるきおどり」中目黒編・初日、夜の回。
お客が1人だったせい。か?
それとも夜は人々が内に閉じるせいからなのか。
呼ばれる感覚が長続きしない。
途切れ。
見失う。
さまよい、
途方にくれつつも、
確かに美しい瞬間はあった。
が、
風はとぎれ、
無関心なぽっかりした空間があくばかり。
はじめから、やり直してみる。
改札の脇の木に、
実はそんな所にヒントがあったりする。
自分を燃やすよりどころが、いかに生まれるのか。
序盤で、改札で人待ちをしていたらしい方が、見ていたお客さんに声をかけた。
ほとんどの人は気づかないか、目にしても気にせず無視してしまう中で、
その初老の男性は、
踊る僕をずっと注視していたらしい。
やがて「東京も捨てたもんじゃないですね」と、
言われたそのお客さんは、泣きそうになったそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます