舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

ハチドリの旅

2010-03-26 12:00:57 | ケイタケイs ムービングアース


3年ぶりです。

「月の石」というグループ。

ケイタケイさんが、自閉症やダウン症の子供達とその親御さん達と共に、
ダンスワークショップを開いています。
現在6名(6家族っ?)ほどの「月の石」が今回披露するのは、物語「ハチドリのひとしずく」の続編です!



山火事がおこり、
動物たちがみんな逃げてゆくなか、
小さなハチドリたった一羽が、川から水をついばみ、
火を消そうとしている。
「そんな事して、火が消せると思ってるの?」
との声に、
「私は、私のやれる事をやっているの。」
と、こたえるハチドリ。


そんな物語。
から、
例えば、地球温暖化のために私達ができる事はなに?
と、気付きと行動を促すように、

会場に集まった人々が、自分にどんな表現ができるか。

歌える
踊れる
語ることができる

いまの私に出来る事。



今回は、ハチドリが再び、仲間を集める旅に出ます。





月の石研究会
試演会「ハチドリの旅」

2010年4月4日(日)
午後2時開演
会場、両国・シアターΧ
入場料1000円(カンパも募ります)


作・構成:ケイタケイ

協力出演:林夏木、武井よしみち
出演:井口勳、海川浩司、大井昭子、野村美森、佐々木瑛、宮地輝昴、井口清、野村よしみ、宮地千恵、石田知生、大塚麻紀、青柳ひづる、川原田瑞子、木室陽一、奥本聡、角隆司、阿部いとこ、ケイタケイ

ピアノ・歌:宋由起子、原口稔子、早田洋子、ほか
お話・朗読:広野とし子
司会:深澤隆子
舞台監督:河内連太
照明:武田幹也
制作協力:斎藤朋、早田洋子



僕らは、地球をあたためている、なんだかわからないワルイモノ、の役。

あと、フィナーレ近くの「大根踊り」にも出演します。
ケイタケイのショートピース、激しい踊りです。





歌って
踊って
物語って
ちょっと想像とは違う舞台になります。
月の石の試演会、お時間あれば、両国まで足をお運びを!
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夜のワーク

2010-03-25 00:35:59 | ワークショップ


肌寒く、外は雨がちな気配。

なので、カフェスペース内にて。



これから何かを、始める、身体ではなく

もうすでに、始まっている。と考えてみる。

いまある身体は、すでに許されてそこにある。


だれかに語りかけるような、一点への集中と
まわりのすべてが聴こえてくるような、はば広い集中。
その推移も、運動と捉えられないか。

語るしぐさが、
不用意な動きに感じる。
いや、言語と身体の一体となった型とも思える。
どれかを切り離して、表現に向かわせる可能性も認められる。

表現が始まっているならば、
誰がそれを見ているのか。
観られている、ことによる
居心地悪さ、わいてくるチカラ、批判的な眼差し、共に居る感覚。


イマジネーションの中で、
まわりの人々が観客である
その人々を繋ぐ深い大樹から観られている
その樹を照らす太陽のような存在からの眼差し
を、想いめぐらすことが出来るだろうか。


そうして、
そのめぐる想いと眼差しとの中に、
立ち上がり、
世界を歩んでゆく動き。
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前回の夜のワーク、覚え書き

2010-03-24 22:14:04 | ワークショップ


昨夜はワークの日。
うっかり前回のレポートを載せていませんでした。


2010年3月11日のワーク。


人の流れの中を歩く。

実際には、その人の流れが囲まれている空間に対して歩く。

左右の壁との距離
天井の高さ
奥行きへとぬける見晴らし

その空間が自分に与える動き。
を、
タイル一枚分の道幅の中を真っすぐ進みながらや、
頭上の空間をより意識したり、足裏の感覚を繊細にとらえながらや、
空間から与えられた動きに抵抗せず流れてみたり、
として、歩きながらとらえてゆく。


歩きゆく。


同じテンポで、
小さい歩幅、大きな歩幅
前だけでなく、
後ろにも、横にも
なめらかに。

なめらかに運ばれてゆく歩み。
前後左右と自在に流れる。

人との距離を感じながら、
同じ間隔で
円を描くように
近づいたり
離れたり
その繋がりをしっかりたもつ。

段差なんかも乗り越えて
高く上がったり低く下がったり
なめらかに、ゆるやかに、
繋がりと空間の開きとを常にとらえて
いつまで流れ歩き続ける。
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「さすらい姫」覚書き

2010-03-14 11:59:58 | ポタライブ


茶遊び×ポタライブ 横浜編


『さすらい姫』


2010年2月27日Sat. 11:00~ 14:00~


という公演に先月かかわっていました。
制作が急だったのと、当初はまるっきり裏方に徹するつもりで、広くは告知していなかったのです。

が、

終わってみると感慨深い、重要な公演でしたので、
振り返り、覚書きしておきます。



横浜の旧青線地区「黄金町」を抜け、多民族共生地区となりつつある若葉町のなかの独立系映画館「ジャック&ベティ」までの道を歩きます。タイトルの『さすらい姫』は、箱根神社の大祓の祝詞にあらわれる、諸国をさまよって罪を流してしまうお姫様。街に残るさすらい姫の漂った後のかすかな痕跡をたどる―そんなポタライブで茶遊びを行います。

      茶遊びは、ダンスをお茶と交換する活動です。
茶遊びについてはこちら→http://4yonn.net/

[作・演出・出演] 小手川望 [出演]青山るりこ(るるる♪)澄井葵()木室陽一(スタッフ)
[茶遊び]荒井尚史(茶藝師)
[上演日時]2/27(土)11:00-14:00-
[上演時間]1時間半(予定)
[待ち合わせ]京浜急行「黄金町駅」
[料金]1000円
[持ち物]お茶菓子か、お茶と交換する家にあるもういらないものをご持参ください。 ※今回、茶遊びでこれまで稼いだ茶葉との交換を行います。ぜひなにかお持ち寄りください。



ご協力:大岡川ゆないてっど/シネマジャック&ベティ/アート・ラボ・オーバ
大岡川ゆないてっどHP:http://oookagawaunited.hama.jp/

■関連企画
今回のポタライブを開催するにあたって横浜で活動なさっている方のご協力をたくさんいただいております。その中で、以下の関連企画を行えることになりました。1日横浜で遊び倒す!企画です。ぜひぜひあわせてご参加ください。

[関連企画]1「ベジャール、そしてバレエはつづく」割引鑑賞会を行います。
横浜に残る古き良き時代の面影を残す映画館、ジャック&ベティ。http://www.jackandbetty.net/ 
今、こちらの映画館では、モーリス・ジャール亡き後のベジャールバレエ団のドキュメンタリー映画を上演しています。
今回、梶原支配人のご好意で、27日の上映を割引鑑賞させていただけることになりました。とくに10人以上になるとお得になるのでご一緒にどうぞ!
[時間]16:45~
[料金]1500円(10名未満)1200円(10人以上)

[関連企画]2 アート・ラボ・オーバ「オーバQ☆ナイト」に参加します。今回、ジャック&ベティを紹介してくれたオーバさん。
http: //artlabova.org/
「へんてこかわいい」をキーワードに、桜木町でアートセンターを運営しているオーバさんで19:00から月に1度の活動報告会「オーバQナイト」が開催されます。21:00~ライブもあります。ご希望の方と一緒に参加します。

[時間]19:00~
[料金]1800円/1200円+1品食事持ち寄り(夕食+お茶+ライブ付※ポタライブ
割引料金)

[関連企画]3 「工藤春香展特別ツアー:横浜創造界隈と寿町」を相互に宣伝します。
 KOTOBUKIクリエイティブアクションのディレクター、橋本誠さんからのご案内いただきました。
黄金町~寿町ツアー。11時~の公演後にご参加いただけます。
 →詳細http://arttour.exblog.jp/

[スケジュール] 13:00 京急黄金町駅改札前集合[料金] 2,000円
(+1,500円でKOTOBUKIオルタナティブ・レジデンス宿泊可能)[定員] 5名 [案内人] 工藤春香、三宅智子(黄金町~関内)、寿炊き出しの会有志(寿町)




盛り沢山でしょ。

お客様。
そしてお天気にとっても助けられた公演でした。

雨がちの不順な天候に傘を当日購入したことが、とてもよい演出効果に。
そして気になる雨も本番時間には、さやさやと小降りに。

着替えのイベントが予期しないハプニングで起こり、そこに加わったお客様の参加具合がぐっと深まり。

最後にいただいたお茶の香味豊かなことっ!


ベジャールバレエ団のジル・ロマンの覚悟と、あのショナ・ミルクのいまの姿に愕然。


決意が深まりました。

この縁で、
再び、ジャック&ベティで食についてのドキュメンタリーを観ることに。
ドイツ映画の「いのちの食べかた」と日本の「eatrip(イートリップ)」。
この並びで上映する手腕に拍手!

まさに糧として、生きて行きます。
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