舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

「まちあるきおどり」松山編

2010-08-31 19:44:35 | 最近のツアー


現地では、ゲリラライブと称していましたが、
内容は「まちあるきおどり」として、その初の松山編にカタログしておいてよいのでは、と。
松山市のど真ん中、いよてつ会館のスタバに集合。


   


ここから店を出て、
松山城へのロープウェイ乗り場へと続く、観光道へと進入。


     


当日飛び入り参加の、ダンサー・咲美さんと、女優の泉さんと共に。

風鈴の音にかこまれ、ゆるやかに
と、
登り下りし、
寝転び、立ち止まり。
遠く離れながら、招き寄せ、
近くで地を踏み、
道と車の流れから、阻まれながら、遊び出て。
水を飲み。
空を見上げ。
やはり風があり、日差しに影が、時に薄れ。
繋がれないままでありながら、
再び裸足で地を踏む。

街は共に躍ってはくれなかったが、
拒絶なはく、
受け入れてくれて、ながめ去り行く人々。
たっぷりと、自由を感じるまで時間を使う事が出来ました。

炎天下、およそ80分にわたるセッション。
終演後のかき氷ハイビスカス味が凍みましたっ!


       


お世話になった眞由美先生、久美子さん。
本当にありがとうございました。
また、きっと上演出来ますように。


2010年8月29日(日)
午後1時半集合、午後3時終演。
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夕方のワーク@松山道後公園

2010-08-29 18:27:34 | ワークショップ


皆さん、飲み物食べ物を持参でいらして下さいました。


さて、それをどこに運ぶか。
を、まずみんなで。
そこにあって、導かれるものに従って移動。

途中、重そうな荷物は交代で持ち合いながら。

やがてはぐれて、
届かない場所にきて、
日も落ち、暗がりに向こうの相手が見えなくなっても。


そこに確かに居る。


じっと待つ。
音や
気配や、
動く影。
手拍子が池面を渡っていったり、
声が、林に響いたり、
はっきり言ってダンスらしいものはあまり起こらなくても、
しっかりと暗がりの風景の位置に、互いの存在を知っている。

そんな、ひととき。



      



終わってからは、持ち寄った食料で、ピクニックっ!

灯るぼんぼりの下で、
あらゆる食材を囲み、
虫達の侵入にも、なぜか寛容。
やはり踊り足りないから、躍ろうかっ、て事になり、
遊んでもらったり、
習い事を披露したり、
緻密なコンポジションが生まれたり。


夜もふけ、
最後は道後の足湯のおまけ付き。

遊びたおしました!
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R-Gym

2010-08-28 18:22:15 | 舞踊の営み
うっかりすると、15年とかそれ以上とか。
たぶん卒業以来と言っていいくらい。

ICU MDS(モダンダンスソサエティ)のマサコ先生のレッスンに参加してきました!!


いつものR-Gymは、新しく建てかわって、場所が変わってましたっ!

当時はそこにお客を集めて、ジム公演とかしてたなぁ。
バッハと椅子で、初めてのソロを振り付けたのも、この時。


マサコ先生のレッスンを後輩達に交って受けながら、
なんだかやっぱり自分って下手だなぁ~、と思ったりして。

突然の飛び入りに、暖かく迎えてくれたMDSの現役生達に感謝。
そして、いままで不義理をしていたにもかかわらず、機会を与えてくださったマサコ先生に、ありがとうございます!







そうして、
今日は松山へ。

泊めていただく、窯元の部屋から、米畑が見える。

夕方から道後公園でワークショップです!!
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ポタライブを歩く「ヒナ」「暮」「断」

2010-08-27 12:31:32 | ポタライブ


ケイタケイ公演を明けた次の日。

東京の条件の企画。
POTALIVE都内全コースを歩き直します「プロジェクトアートへの道」にゲスト参加してきました。


2003年に始まったPOTALIVEから、実にいろんなアート作品が展開。
その源流を振り返る、という企画。




「ヒナ」
2006年初演。
世田谷編・成城学園前集合





おぼろげな印象しか残っていなかったが、
竿をもち、その場に立つと、少しずつ蘇る動きの感覚。
いまの自分の身体ならば、より深く動けるはず。

再演の機会があれば、ぜひ応じたい作品。




「暮」
2003年初演。
吉祥寺編・吉祥寺駅集合





失われゆく団地の中での作品。
本当に失われてしまい、新たな建物に替わられて、再演は不可能。

かろうじて残る桜の木などから、ほのかに当時の風景が香る。
POTALIVE初期の作品だったので、動きも未熟で、ほとんど思い出せない。
当時未解決で悩んでいた問題は、いま思い返しても、やはり未解決。
そもそもそんな問題を設定する事が未熟ゆえ、なのだとも。




「断」
2004年初演。
吉祥寺編・吉祥寺駅集合





実際には、女性2人の出演者を伴うので、ネガティブな様だけでなく、はかない感傷とのアンサンブル作品。
お客様に開いて踊るのか、街に対して踊るのか、
いまだに腑に落ちてないと、自身を省みる。

街は変化しているのに、作品はまだ成立している。
POTALIVEの中でも人気の作品。
再演の可能性あり。
惑う自分は、よりしっかり立てるのか。




そうして、終了した会のあと、
そこで起きた事柄を、歴史の記録に留める作業が必要だとの話しに。
ゆえに、「批評」へと、試みは繋がる。
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無事に明けました米畑

2010-08-26 09:52:40 | 舞踊の営み
帰り道、見上げれば丸く明るく。


満月のなかでも、少し離れて遠く、だから小さく。
マヤ歴でもなんだか特別な日であったらしく。


尋常ならぬ熱気の中で消えていった畑。
アンサンブルとしてはどうだったのかなぁ~、なんて全体を眺める余裕はなく。
けれど、捧げて、放ちきる体験は、いままでにないものでした。


あの渦巻く暑さをともにくぐり抜けていただいた皆様、本当にありがとうございました!

出会いと再会に恵まれ、
なぜか終演後、差し入れてもらったスイカで、皆でスイカ割りをする!
という、変なカンパニー。
その妙なるひと時と、これからに感謝!







2010年8月20日~25日
ケイタケイsムービングアース公演「消える米畑」
豪徳寺スタジオにて。
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