つるた薫&木室陽一:作品「トンネルぬけて」
UAの歌う「トンネルぬけて」の始まりに、40秒ほどの街の雑踏の音を加えました。
下手から手をつないで登場して、センターあたりで離して止まる。
て、所までが、いわゆる「型付け」として決めた事。
そこから先は、タイミングも、動きも、生まれるがまま。
(単純に言うと「即興」です。)
ひとつの動きが次の動きを生み、
その動きの作った空間に、何か次のうごきが誘われる、といった作業。
いまこの瞬間に起きている事。
その事が導いてきた世界。
その世界にただひたすら居る。
みたいなコトを目指していると、
次第に、
自然と、
作品の風景が見えてくる。
そんなダンスに取り組みました。
終わっても、まだよくわからない所はあります。
例えば、
このダンスは、何処に、何に、誰に、届けられていたのか
とかね。
いや、確かに、踊ってた時はそれがあったのだろうけど、
なにせ夢中だったので、
チャンとは覚えてなかったりするようで。
でも、そうした、理性をとっぱらった境地を。そこを目指してたりもするので、
わからなかったコトは、次への糧として、
また踊ろう。
と、思えるので、
よしとします。
つるた薫さん、修行のようなリハーサルにお付き合いいただき、ありがとうございました!
そして、会場にお越しいただいた皆様、
今回のご縁をつなげていただいた方々に、
感謝~!
2013年8月31日(土)
ダンス芸術祭2013
主催:ダンス芸術祭実行委員会
(鶴田薫・加藤文子・里旺)
福岡市立西市民センターホール にて