ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

クラス会と同期会と旅

2017年07月03日 | 旅 行事

5月末から、熊本でのクラス会、宇奈月温泉での入社同期会、その他 仕事で松島、日光、富士宮、忍野村、浜松と結構動き回った。
熊本城を見通せるホテルでの宴会で、市民のシンボルだった熊本城の痛々しい現場は報道で見るとは大違いで、衝撃的だった。大小の天守は、72億円(国庫負担2/3)かけて2019年春(小天守は21年)には修復完了の予定という。
同期会の宇奈月温泉での一泊の後、片道80分のトロッコ電車からの黒部峡谷の眺めは圧巻! 直角に切り立った断崖とエメラルドグリーンの清流は迫力がある。
仕事先での富士宮市の浅間大社の湧水量20m3/秒には驚き!ゴーッとしぶきを立てて流れていた。浜松城の野面積みの石垣のかわいいこと、熊本城の石垣を見た後だけに親近感を覚えた。

50年前に、一緒に社会に出たクラス会と同期会の仲間、クラス会で誰かが言う 「みな性格はちっとん変わっとらんたい」ほんにその通り、要領のいい奴はいつの間にか「世渡り上手」で完成形(?)に、何にでもまじめだったM君は、リタイヤー後も、着々と絵画、書、サイクリングなどに才能を伸ばしている。
同期会で早稲田山岳部だったバンカラ君は、世界6大マラソン完走だけでなく、国内外のマラソン三昧、独特の持ち味を醸し出している。
入社2年目の夏の5連休で、彼と二人でベースキャンプを張り、北信五岳を日替わりで制覇(?)した思い出が懐かしい。台風の中、戸隠山の蟻の戸渡をしがみついて渡った時の怖かったこと!
麻雀が強く、営業一筋のN君は、持ち株会でMax購入を続け20万株にも、その上おじ・おばからカネを集め、自社株買いに励み、昨年高値で売却。平均購入@500が@1900にもなりウハウハ!! アメリカ・ヨーロッパへの海外進出経験を生かし、ファミリーで海外旅行を楽しんでいるそうで、ハプニング話を交えて語ってくれた。
20代の無垢な状態から50年後へと、友人たちを通してリアルにたどる機会にもなり、 昭和の復興・高度成長・バブルという同時代の生き方を検証できた感じがする。
それと、クラス会は学科32名中12名参加、同期会は文系理系88名中24名参加、逝去したり、病に伏したり、家庭の問題を抱えていたりして、参加できない友に思いを寄せている。
それにしても、40前後の子たちが未婚だという友が多いこと!
娘2人が同居とか、長男が独り身とかetc.親としての悩みはいかほどか !
閉塞感の漂う日本ではとくに、現役世代が夢を持てない社会という事も影響しているのかな、と考えさせられます。

半世紀を振りかえって、つくづく思うに、”人生は旅”のようなもの!ということ。一寸先は闇、移ろい行く中で色んな出会いが"自分というもの"を創り上げていく。
芭蕉だったか、「旅は日常生活からのドロップアウトである」とも。
とくに、昔は「世間」という狭い世界から離れて、違う視点で振り返る意味が強かったんだろう。
無我夢中で、自分の人生を生きてきたつもりでも、結局”お釈迦様の手のひらの上”で踊っていたに過ぎないのかも知れない。
歳をとってくると、理想を思い描くことに疎くなる一方なので、せめて童心にかえって "たび"を楽しみたいと思う。
仕事でいろんな所に行くので、できるだけ先入観を持たずに、自然や史跡や街のたたずまいに接することを意識している。
百聞は一見に如かず! 前日に早めに着き、駅のパンフだよりにブラブラしたり、とくにあてのない朝夕の散歩や、夜の町散策etc 
川口市の宿近くで見つけた小さな双子の滝!

行きあたりバッタリでも、何かしらの新しい発見と感動が得られる。後から思い出した時、実に贅沢な時間だったと心が豊かになる気がする。
魚沼市での散策、八色の森公園と池田記念美術館の眺め!


老人 閑居して 不善を為す 、旅すれば 感動に出会える!
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